【福島 vs 鳥取】 ウォーミングアップコラム:負傷から復帰し存在感放つキャプテン石堂和人が語る「サッカーを楽しむ」

2016年10月1日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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ロドリゴからのクロスが上がり、ゴール前で美しいボレーシュートが決まると福島サポーターは歓喜に沸いた。明治安田J3第22節福島-長野戦にて、福島はクラブ創設以来初めて長野に勝利した。決勝点を決めたのは福島のキャプテン石堂和人(写真)。負傷により第12節盛岡戦以来3ヶ月ぶりの復帰戦できっちりゴールを決めるところは、さすがキャプテンと言うべき働きだった。

石堂は佐野日大高、帝京大を卒業後、当時北信越フットボールリーグ1部だったJ3長野の前身長野エルザSCでプレー。その後松本(当時北信越1部)、町田(当時関東サッカーリーグ1部、JFL)を経て、2011年に当時東北社会人リーグ1部だった福島に加入し、JFL昇格にも貢献。そして2014年J3開幕時、31歳で初めてJリーガーとなった選手だ。先述の長野戦でのゴールは大学卒業後お世話になった長野への恩返し弾。「生意気な僕をここまで成長させてくれたのが長野で、第一歩を築かせてくれたのは長野の地だったので、恩返しでは無いですが、長野のサポーターの前でゴールできたのが幸せです」と古巣相手のゴールを喜んでいた。

そんな最近石堂は「サッカーを楽しむ」という言葉をよく使う。「まず最初に楽しむことができたことが結果につながりました」と長野戦の後も語っていた。「こういう世界に入ると1年1年が勝負でいつまでサッカー選手としてやっていられるか分かりません。つまらない悔しい思いをするよりは楽しい思いをした方が良いので、その前提として『サッカーを楽しむ』というのは自分の中にあります。特に若い選手にはいつサッカー人生が終わるか分からないので、そういうことを伝えていきたいですね」。様々なクラブを渡り歩き、30代でJリーガーとなった苦労人である石堂は、Jリーガーとなって間も無い若手選手に、今この時間で全力尽くして欲しいと願っているのだ。「楽しむ」という言葉の重みが違う。

復帰後は途中出場が続くが、存在感抜群の石堂。「残り試合全部勝って締めくくりたい」と強く意気込む。残り試合、サッカーを楽しみ尽くし、攻守でチームに貢献する姿を見たい。  

文:小林健志(福島担当)


明治安田生命J3リーグ 第24節
10月2日(日)13:00KO とうスタ
福島 vs 鳥取

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