【岐阜 vs 熊本】 ウォーミングアップコラム:「チームを勝たせるために来たので」福村貴幸

2017年5月16日(火)


「監督のサッカーを知っているっていうのもあるんだけど、それともう一つ。チームを勝たせるために来たので。チームを勝たせてこそ、岐阜に来た意味がある。」開幕前の取材で、福村貴幸(写真)は力強く語ってくれた。

福村は今季、現在所属している清水からレンタル移籍し岐阜にやって来た選手だ。過去に所属していた京都では、岐阜の現監督である大木武氏からの指導経験も持ち合わせる。そのため、大木監督からの信頼も厚く、監督のサッカーをより良く理解する貴重な人材である。

「福村さんは機を見てインサイドに入ってくる。自分はその時大外にポジションをとればいい。やることははっきりしている」と古橋亨梧。左SBが福村の主戦場だが、時折食い込むようにインナーラップしながらボールを受ける動きで左WGの古橋と、岐阜の攻撃の一翼を担う。彼の姿が中央にある時は岐阜に決定機が訪れるケースが非常に多く、3-3の打ち合いとなった第8節・湘南戦では大外から最前線に現れてヘディングシュートを決めて見せた。

ボールを大切に扱う岐阜のサッカーの中で、どう判断して中央に移動しているのかを福村に尋ねると「ポジションを変えるっていうことじゃなくて、長い距離を走っていくこと。チームのバランスを考えながら空いているスペースに距離を走って入っていく感じです」と話してくれた。中央にポジションを変更するといった認識ではなく、考えて走ることを重要視しそれに基づいてチャンスが来る場所を的確に見極めるのが、福村のプレーの真骨頂なのだ。

前々節・大分戦に敗れた際「もっとアクションを起こさないと」と福村は静かに語った。福村自身の奮闘は続いているが、岐阜はここ2戦勝ちのない状況。しかし前節アウェイの徳島戦でも永島悠士の先制弾に繋がるクロスは福村からであった。今節はホーム長良川での戦い。サポーターに自身のプレーを見せて、3試合ぶりの勝利を届けて欲しい。

文:岩波陽平(岐阜担当)


明治安田生命J2リーグ 第14節
5月17日(水)19:00KO 長良川
FC岐阜 vs ロアッソ熊本