【湘南 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:野田隆之介、チームのためにできること

2017年5月16日(火)


昨年8月以来、およそ9カ月ぶりとなるリーグ戦のピッチだった。第13節熊本戦、野田隆之介(写真)は途中出場し、約30分間プレーした。

公式戦ならではの負荷に、「疲れました」そう苦笑いを浮かべるものの、「でも先発したみんなはそれ以上にきついので頑張って走りました」と続けたように、与えられた時間のなかで野田は躍動を記した。前線でボールを収め、ドリブルで運び、ときにシュートまで持ち込む。決勝のPKに至るゴールへの一連にも係わった。

「もう若くないので、あれぐらいやらないと若いモンにも示しがつかない」と笑う。

「相手も疲れていたし、フレッシュな選手があれぐらいやらないと流れは変わらない。でも自分にも2,3本シュートチャンスがあったので、あれは入れないと」

自身の内容に満足はないが、しかし勝利の味は格別だったようだ。

「少しでもチームのためになりたいと思って準備していた。湘南の選手としてリーグ戦に出たのは初めてだったので、勝ったときはすごくうれしかった」

名古屋から移籍加入した今季、怪我に見舞われた序盤戦を経て、第11節山口戦、第12節町田戦とベンチ入りした。「きついなかでも動けるようになってきた。まずはしっかり体を張ってチームに貢献したい」。心身ともに整え、そうして巡ってきた前節の出番だった。

タフな連戦の渦中、今節はホームに福岡を迎える。「しっかりコンディションを整えることが大事」そう一戦を見据えつつ、自身のやるべきをこんなふうに語る。

「途中交代で入るのもアタマから行くのも、それがチームのためにできること。自分はそのための準備をします。チームのことをやっていればゴールも自然に取れると思う」

思えば、熊本戦を控えたある日、口にしたものだ。

「12試合が終わって1試合も出ていない。まだ何もしてないので、まずはしっかり試合に出て、みんなとサッカーしたいですね」

自身も、また観る者も待ちわびた背番号15の時計が、ついに動き出した。

文:隈元大吾(湘南担当)


明治安田生命J2リーグ 第14節
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