【磐田 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:アダイウトン、主力の座を奪い返せるか

2017年5月19日(金)


自身の置かれた立場を理解しつつも、それに甘んじてはいない。

アダイウトン(写真)は昨シーズン、リーグ戦全34試合にスタメン出場を果たした。自身初となるJ1の舞台でも爆発的なスピードは猛威を振るい、当たり負けしない強靭な肉体は向かってくる相手をしばしば弾き飛ばした。ショートカウンターを一つの武器とする磐田にあって、背番号15は貴重な存在だった。またサイドアタッカーとしてだけでなく、1トップや2トップの一角でも稼動し、その攻撃性でチームを支えた。

ところが、現在はレギュラーとは言い難い立場にある。開幕4試合こそ先発に名を連ねたが、第5節にはベンチスタートを経験。この試合は清水エスパルスとの静岡ダービーで、磐田にとって重要な一戦だったが、最後まで出番が回ってくることはなかった。そして、その後はベンチスタートが定着していた。

それでも、アダイウトンは、100%の力で練習に取り組み、プレーでフォアザチームを体現した。第8節・サガン鳥栖戦で磐田は劇的な逆転勝利を収めたが、ブラジル人アタッカーは途中出場から貴重な同点ゴールを奪っている。先発落ちの歯がゆさはあるはずだが、決して腐ってはいない。

また、JリーグYBCルヴァンカップでは、リーグ戦で戦えなかった清水から2ゴールを記録し、存在感を発揮した。そして、18日の紅白戦では主力組に名を連ね、川又堅碁と2トップを組んだ。

「まだスタメンと決まったわけではないと思っている。今日は先発組に入ってプレーすることができたが、自分は常に最善の準備をするだけ」

彼のような選手が試合途中から出てくるのは、相手にとって嫌なものだろう。だが、スタートからピッチに立っても脅威になれるはず。今節の柏レイソル戦では、アダイウトンの爆発を期待したい。

文:青木務(磐田担当)


明治安田生命J1リーグ 第12節
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ジュビロ磐田 vs 柏レイソル