【甲府 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:吉田達磨監督を筆頭に元柏が5人の甲府は元甲府が3人の“最強”柏を迎え、挑む

2017年6月16日(金)


「 去年なら(今の柏の活躍を見て)悔しく思う気持ちもちょっとあったかもしれないけど、去年の(1st第4節新潟対柏2-2△)ような燃え上がり方はない。今は甲府の選手とどう抵抗しようか、抵抗してみたいと思う」

吉田達磨(写真:左)監督のコメントだが、結構ぶっちゃけて話してくれている。柏を去るときの心情は相当に複雑だったと思うが、昨季の新潟(監督)を経て甲府にきて「本当に良かった」と話す。そして、「今は、対戦しないときは(柏のよく知っている)選手の成長や活躍は嬉しい。ただ、対戦するとなると『とんでもないこと(8連勝)をしてくれるなぁ』」と笑う。

それでも吉田達磨監督にとって柏戦は特別な試合。ただ、その特別な相手は特別に強く、現在リーグ戦8連勝中で今節にクラブ新記録の9連勝がかかる首位チーム。「剥き出しの戦いの時間が増えると僕らにいいボールが入らないと思う。レイソルにいいボールが入る時間を受け入れないといけない」と今節を捉えている。どんな展開になるのかはやってみないと分からないが、甲府にとって相当に難しい試合になることは誰もが想像すること。柏のアカデミーで育ち、トップ昇格は果たせなかった島川俊郎(#2)は、「自分が出場できるかどうかは分からないけれど、一番いいときの柏と対戦できるのは幸せ。やれることが少ないかもしれないけれど、負けるつもりはない。立ちはだかりたい」と静かに闘志を燃やす。元柏の括りでいえば、ドゥドゥ(#10)兵働昭弘(#15)土屋征夫(#41)も加わるが、長い時間を過ごした吉田監督と島川の思いは深く大きい。

柏にも元甲府の伊東純也、クリスティアーノ、輪湖直樹の3人が先発に名前を連ねていて、5対3の元対決でもあり、対決ムードが盛り上がれば05年の甲府と柏のJ1・J2入れ替え戦や、07年の第33節で柏に敗れて甲府のJ2降格が決まったことや、伊東の移籍のことやクリスティアーノの移籍のことなど、いろいろ因縁を思い出す。それだけ歴史が積み重なってきたということだが、今節はどちらにとって気分のいい思い出になるのか。やってみないと分からない。是非、スタジアムで共に戦って掴み取ろう。

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J1リーグ 第15節
6月17日(土)19:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs 柏レイソル

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