【岐阜 vs 愛媛】 ウォーミングアップコラム:相手が驚くようなプレーを見せたい/田中パウロ淳一

2017年9月2日(土)


第30節・千葉戦で17試合ぶりにスタメン出場を飾った田中パウロ淳一(写真)。久々のスタメン復帰の試合で田中は、チームに欠けていたスピード感とゴールへの強い気持ちを蘇らせて、チームの5試合ぶりの勝利に貢献する活躍を見せてくれた。

「守備ができていなかったので。前節はみんながカバーしあえたことが大きかった」と千葉戦を振り返った田中。後半戦も半ばを通り越し、岐阜は自分たちの良さである攻撃時のスピード感やプレス力を一時的に失っていた。そんな中で田中自身もおそらく、”ドリブルで仕掛けシュートまでいける自分のプレーでチームを助けたい”というように思う日々が続いていたはずだ。
「大本(祐槻)とか小野悠斗くんができるだけ僕のやりやすいようにプレーしてくれた。僕は自分勝手にやっただけで」。こんな風に自分のプレーを振り返りつつも、「周りにボールを取り返す気持ちを伝えることができたらと思って」と続ける。スタメン出場できない間もベンチで熱心に試合を見つめて、田中は調子の出ないチームにとって今何が必要なのかということをより良く理解するプレーヤーの一人となった。

第29節の讃岐戦。負けはしたものの、途中出場した田中はゴール左上をかすめる惜しいミドルシュートを力一杯放った。「もちろんシュートが全部チャンスになっている訳ではないけど、打った次のことをいつも考えているので」。”まずはシュートを狙う”、そんな田中のプレースタイルと熱い気持ちは、まさしくチームに欠けていた重要なファクターだった。そして千葉戦はスタメン復帰、チームに勝利を引き寄せる。
「次の試合も相手が驚くようなプレーを見せたい」。型にはまらず、自由をチームにもたらすことで田中は今節・愛媛戦もチームを引っ張っていく。ちなみに「愛媛のサイドでプレーする白井(康介)は高校の同部屋なので。あいつには負けたくない」と言う、高校時代の1学年後輩にあたる白井との”寮生活の同部屋対決”にも要注目だ。

文:岩波陽平(岐阜担当)


明治安田生命J2リーグ 第31節
9月3日(日)18:00KO 長良川
FC岐阜 vs 愛媛FC