【新潟 vs 広島】 ウォーミングアップコラム:実直のストライカー、富山貴光が新潟初ゴールを狙う。

2017年9月8日(金)


ともにこの夏、新潟に途中加入したFW同士。ドウグラス タンキと1トップの座を競う富山貴光(写真)は、次の出番こそ結果を出そうと、準備を続けている。

トレーニングでのシュートフィーリングは上々だ。両足、頭でネットを揺らし、スペースへの動き出しも鋭い。空中戦への自信もみなぎるプレーぶりは、まさにオールラウンダー。強じんなフィジカルを前面に、豪快に左足を振り抜こうとするタンキとは、対照的でもある。

8月12日に鳥栖から期限付き移籍すると、第23節・仙台戦、前節・柏戦と、途中出場。限られた時間の中で、仙台戦ではチアゴ ガリャルドのスルーパスから抜け出し、柏戦では加藤大の縦パスをゴール正面で足下に呼び込んで、決定的なシーンをつくり出した。

新潟での初ゴールはお預けとなっているが、「自分の動きをよく見てくれている。チャンスになった場面だけでなく、それ以外でも。あとは、しっかりシュートを決めるだけ」と、新たな仲間たちとの絆は、急速に築かれつつある。トレーニングからボールが来ても、来なくても動き出しを繰り返し、守備でも惜しみなく走るからこそ、短期間で信頼を得られるのだろう。

チャンスになりそうな場面で、意識するのは最初にアクションを起こすことだ。「まず動かないことには、ゴール前の状況も変化しない。ボールが来れば決めないといけないし、自分が潰れ役になっても、次に(ゴール前に)入ってきやすくなる」。

生かし、生かされる感性は、コンビネーションを高める上で欠かせないが、競争相手であるタンキとの間にも可能性が生まれつつある。今週のトレーニングで呂比須ワグナー監督は、従来の4-2-3-1に加え、4-4-2にもチャレンジ。J1に生き残るためにチームは勝ち続けなければならないが、その絶対条件であるゴールのために、重要な役割を担う。

文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J1リーグ 第25節
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アルビレックス新潟 vs サンフレッチェ広島