【群馬 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:DFパクゴン J3降格の危機で孤軍奮闘、最終ラインの砦

2017年9月9日(土)


CBパクゴン(写真)が、決死のディフェンスを続けている。右CBのポジションで相手の攻撃を弾き返す。力強い守備と気迫は、J3降格の危機にあるチームにとって欠かせないチカラだ。

パクゴンは昨夏にJ3長野から群馬へ移籍してきた。服部浩紀・前監督と衛藤元・前コーチは、パクゴンを軸に最終ラインを立て直し、下位に沈んでいたチームを救った。群馬の昨季の順位は17位。その陰にはパクゴンの奮闘があった。

今季、パクゴンの守備位置はシステムによって二転三転した。それがチーム不振の要因につながった。開幕当初は、3バックの左。チームにシステムがフィットしなかったこともあり、守備陣は不安定だった。チームが勝てない中で、パクゴンのパフォ−マンスも上がらなかった。

初夏にはボランチでも起用された。福岡時代(2013〜2015年)は、ボランチも経験していたため無難にこなし勝利に貢献したが、チーム状況によって再び、最終ラインに戻った。

24節からは経験値の高いCBヨソンヘが加入。チームは3バックから4バックへとシステム変更した。昨季のパクゴンは、左CBだったが、今季は右CBとして起用された。パクゴンは昨季、左から右への守備に強さを発揮したため、右CBには微妙な違和感があったように思う。

チームは、ヨソンヘ、パクゴンの両CBによって、シーズン序盤と比較して安定したが、勝負所で耐えきれず、失点を繰り返した。開幕31試合連続失点という結果は、DFとして納得できるものではない。

パクゴンは毎試合後、悔しさを押し殺したような表情でミックスゾーン(取材エリア)を通過、当然ながら笑顔はない。

パクゴンは「失点が続いているので、失点を止めなければいけない。練習から気持ちを込めて、試合では200%の力で必死に戦うだけ。やるしかない」と繰り返す。

最下位群馬は31節を終えた時点で、21位山口に勝点差10をつけられる絶体絶命の状況。失点を防ぐ以外に、ここから這い上がる術はない。パクゴンのディフェンスが、チームの最後の砦だ。

文:伊藤寿学(群馬担当)


明治安田生命J2リーグ 第32節
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