【東京V vs 松本】 ウォーミングアップコラム:むき出しの闘志がチームを活性化。4バックシステムを支える闘魂・田村直也。

2017年9月9日(土)


第27節からシステムを4バックに変え、主導権を握りながらゲームを進められる時間帯が長くなった。内容的な充実に加え、新システム導入後は5戦4勝1分と無敗が続いており、良い状態で難敵・松本戦に挑む。

4−3−3布陣が機能している要因の1つとして欠かせないのが、田村直也(写真)の存在だろう。前半戦は試合出場がなかったが、第25節で今季初出場。「守備能力が高く、DFのバランスを取ってくれている。攻撃面での貢献度も高い」と、ロティーナ監督は4バックになった第27節から右サイドバックで先発フル起用している。

田村が入り、右サイドから多くの得点が生まれている。キックが正確で、そのDFラインからのロングパス1本がアシストとなるゴールも少なくない。また、守備力が高いため、右FWの安西幸輝が躊躇なく攻撃に専念できている。実際、安西がここ3試合で1ゴール2アシストと、得点に直結する活躍ができているのも、「タムさん(田村の愛称)のおかげ」と、背番号2は感謝しきりだ。「後ろにいて、僕を自由に動かせてくれている。本当に支えてもらっています(安西)」。
守備に加え、武器である思い切ったオーバーラップも効果を発揮している。「僕が前に行くことで、僕を使ってもいいし、幸輝が自分で中に入ってシュートを打つでもいいし、それは彼が選べばいいこと。その選択肢を増やすことが大事」と、熟練DF。ここ4試合複数得点が続くが、その得点力活性化に一役買っていることは間違いないだろう。

また、田村にはもう1つ、『気合い』という、勝利には欠かせない要素をチームにもたらす力があると、柴崎貴広は太鼓判を押す。「気合いの塊のような人。タムが出たことで、とにかくチームに気合いが入ったというのが一番大きい。タム自身、ここまで試合に出られなかった悔しさとかを、プレーで全面に出している感じ」。これから昇格争いをしていく上で、「あきらめない」「粘り」ということを、プレーでも試合中の厳しい声でも表現し、チームを鼓舞できる、代えの効かない存在である。

せっかく4連勝していただけに、5連勝がかかった中での前節の引き分けを、「どうしても勝ちたかった」と、人一倍悔しがる。だからこそ、今節の勝利を固く誓う。「流れが止まってしまわないように、絶対にホームで松本を負かしたい」。攻守にわたり、体を投げ出してボールに食らいつく闘魂男の熱いプレーに、今節も期待大だ。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第32節
9月10日(日)18:30KO 味スタ
東京ヴェルディ vs 松本山雅FC