【神戸 vs 川崎F】 ウォーミングアップコラム:“川崎リベンジ”のカギはCB渡部博文が握っている。

2017年9月22日(金)


ネルシーニョ・チルドレンの一人として今季から加入した渡部博文(写真)は、今や誰もが認める神戸のDFリーダーだ。空中戦や1対1に強く、足元の技術も高い。DFのラインコントロールに加え、ビルドアップも得意。ハードワーカーでありながら、常に頭の中は冷静と、およそセンターバックに求められる能力を全て兼ね備えている。ネルシーニョ前監督から吉田孝行監督体制に移行した今も、神戸には欠かせない大事な選手である。

渡部が今季から神戸に加入した理由は「ネルシーニョからまた一緒に仕事をしないか」と誘われたからだ。当然のように開幕戦から先発を勝ち取り、シーズン序盤戦は岩波拓也と共に神戸のゴールにカギをかけてきた。4月1日の浦和戦で3失点、6月25日の横浜FM戦では2失点と複数失点を許したものの、それ以外は無失点か最少失点(1失点)という安定感も見せてきた。

だが、7月1日のアウェイ川崎F戦では今季ワーストの5失点という屈辱を味わった。浦和戦や横浜FM戦とは違い、前線からプレスがハマらず、丸裸にされて大敗だった。翌節の仙台戦ではルーカス ポドルスキ来日という追い風もあって3−0と快勝したものの、川崎F戦への悔しさを忘れた訳ではない。仙台戦の前に選手間でミーティングを開き、「試合中の状況に応じて選手たちでどう改善していくかを統一しようと話した。ピッチの中で互いに話をする時間を作り、要求をしていこうと。そういったことが仙台戦で発揮でき、結果につながったと思う」と、渡部は話す。
次の大宮戦ではポドルスキのJデビューを勝利で飾った。だが、そこから柏、鹿島、FC東京に敗れてネルシーニョ前監督が解任。9月9日のG大阪戦に勝つまで約1ヶ月の間、リーグ戦では勝ち星から見放されるという長く暗いトンネル生活を過ごすことになった。

そんな紆余曲折を経て、前節の札幌戦ではリーグ戦8試合ぶりの無失点勝利に貢献した渡部。攻撃でも今季リーグ3得点目を挙げるなど躍動し、いい状態で今節の川崎F戦を迎えられそうだ。札幌戦の後、渡部はこう話している。

「取りこぼした勝点をこれから挽回していきたい。天皇杯4回戦にも勝って勢いに乗って川崎F戦を向かいたいですね」

2日前の松本山雅FC戦では、渡部を温存しながら神戸は2−0で快勝した。チームの状態も前回の川崎F戦とは大きく違い、岩波拓也や藤田直之、高橋秀人らも復帰している。準備も勢いもある。さぁ、川崎Fにリベンジだ。

文:白井邦彦(神戸担当)


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