【福岡 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:高まる期待。仲川輝人のゴールがチームを勝利に導く。

2017年10月21日(土)



激しく争ってきたリーグ戦も残すところは5試合。自動昇格を目指す福岡は長崎、名古屋と激しいデッドヒートを繰り広げている。ギリギリの痺れるような戦いはプレッシャーもかかるが、リーグ終盤に、こうした緊張感あふれる試合を戦えるのは選ばれたチームだけに与えられる特権。プレッシャーに押しつぶされるのではなく、このプレッシャーにやりがいを感じられるチームが最終的に自動昇格の権利を手にすることになる。

「ぶっちぎりで優勝争いをしながら自動昇格できれば一番良かったが、6戦勝ちなしという時期があったにも拘わらず2位に入れるというのは、前半戦の自分たちの頑張りがあったから。ポジティブに残り5試合を戦いたい」。キャプテン三門雄大の言葉はチーム全員の気持ちを代弁するものだ。

そして迎えるホーム・千葉戦では、福岡大学ベンチャー起業論アビスパプロジェクトとのコラボによる学生Dayを実施するほか、各種イベントを開催や、オフィシャルスポンサー「ふくや」の大人気商品「めんツナかんかん〈プレミアム〉」にオリジナルパッケージを貼付した『アビスパ応援かんかん』と『選手名鑑缶』を先行販売するなど、クラブ、スポンサー、地域住民が三位一体となって勝点3を取りに行く。

そんな中で注目を集めるのが仲川輝人選手(写真)だ。
ウェリントンの強さ、高さを生かした攻撃に新たなバリエーションを加えるために、7月に期限付き移籍で横浜F・マリノスからやって来た。先発に定着した頃に6戦勝ちなしという苦しい時期も経験したが、その中でもチームとの連携を高め、前線のチャンスメーカーとして貴重な役割を担っている。

裏へ抜け出すスピードでボールを引き出したかと思えば、独特な間合いのドリブルで相手守備陣をかき回し、振り幅の小さく、速いシュートでゴールを狙う。福岡に加入後、まだ自身のゴールは生まれていないが、その予感は試合を重ねるごとに高まっている。「あとは点を取るだけ。あと少しなので次は取りたいと思う。周りとの連携も高まっているし感触は悪くない。あとは冷静さだけ」と本人も手応えと意気込みを話す。

意識しているのは、「ウェリントンと組むときは、ウェリのサポートと、裏へ抜け出すこと、ギャップでボールを受けてリズムを作ること。ミカちゃんと組むときは、ミカちゃんがプレーするスペースを空けることと、ミカちゃんからのスルーパスのタイミングに合わせること」(仲川)ということ。どのようなシステム、どのような先発メンバーで臨むかは試合が始まってからのお楽しみだが、誰と組んでも自身の特長を発揮してくれることは間違いない。

また、高いラインを敷いて前へ出てくる千葉のスタイルに対しても、仲川の裏へ抜けるスタイルが効果的な攻撃を生むことにつながるものと予想されている。仲川に福岡での初ゴールが生まれれば、それはチームを勝利に導くとともに、残り5試合で全勝を目指す福岡にとって大きな力になることは間違いない。レベルファイブスタジアムに集う仲間たちも、その瞬間を待っている。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第38節
10月22日(日)14:00KO レベスタ
アビスパ福岡 vs ジェフユナイテッド千葉