【沼津 vs 栃木】 ウォーミングアップコラム:沼津が誇る右の「矛」。相手の対策を上回る選手になれるか

2017年12月2日(土)


沼津の攻撃の中心が右サイドであることは、今さら述べる必要もないだろう。ある選手に聞いても「バレてるんで」と笑うほど、その事実は浸透している。しかし、バレていてもなおそのスタイルを貫き、今この2位という順位にいられるのは、中村亮太(写真)の存在があるからだ。

中京大学から松本山雅FCに加入し、プロキャリアをスタート。初年度はリーグ戦1試合のみの出場に終わると、FC大阪への2年間の期限付き移籍を経て、2016年に沼津に加入した。1年目からJFL28試合7得点と結果を残し、チームのJ3昇格に貢献。そして今年も29試合7得点と、チームの中心となって躍進を支えている。

力強いドリブルと、迫力のある空中戦、そして正確なクロス。身長が高いわけではないが、厚みのある体で相手をなぎ倒していく様は圧巻だ。一方で、取材になればニコニコと愛嬌のある笑顔を見せ、ある日はハンガーを持ちながらミックスゾーンに現れて記者陣を笑わせるという、お茶目な一面もある。

そんな中村は、Jリーグで年間を通して主力でいられることに満足感を示しつつ、自身の課題も痛感しているようだ。

「周りからも『右サイドが中心』だと言われていますし、充実感はあります。ただ、スカウティングされてここ数試合はゴールが止まっていますし、対策されたとしてもそのもう一個上をいかないといけません。それが修正していかないといけないポイントだと思います。メッシなども対策をされても点を取る選手ですし、僕もそういう風になりたいですね」

最終節の対戦相手である栃木は、ここまでリーグ最少の31試合23失点で、堅い守備を軸に今季を戦ってきた。その「盾」に襲いかかる沼津の「矛」は、優勝決定戦でどんな働きを見せられるか。12月3日、沼津のJリーグでの最初の冒険が完結する。

文:中村僚(沼津担当)


明治安田生命J3リーグ 第34節
12月3日(日)13:00KO 愛鷹
アスルクラロ沼津 vs 栃木SC

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