【琉球 vs 鳥取】 ウォーミングアップコラム:勝利を手繰り寄せる徳元悠平と小松駿太の強い絆

2018年3月20日(火)

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全体練習終了後、いつも横並びでランニングを開始する二人組。今季琉球に加入したチーム最年少の小松駿太(写真左)と2歳年上の徳元悠平(写真右)は共通の先輩がいることがきっかけとなりすぐに打ち解け、今では揺るぎない絆を深めている。互いをリスペクトしているからこそ見せるそのフラットな関係性は、2連勝中と好調なチームの潤滑油になっているような気がした。それを確認すべく二人に話を聞いた。

小松:「トクくん(徳元)は気さくで話しかけやすいですし、思わずタメ口になっちゃうんですよね」

徳元:「その度に僕はいつも大人の対応をしています」

小松:「琉球に入ってすぐに仲良くなりました。本当に優しいんですよ」

徳元:「って言っておけばまた何でも言えると思ってんだろ(笑)。共通の先輩に『トクくん(なまりで)日本語しゃべれないから』と聞かされていたらしく、それで初めて会話したときに『日本語上手じゃないですか!』って言われて。どんだけ失礼なんだよと(笑)」

小松:「そのいじり鉄板なんで」

徳元:「僕は先輩から『コマ(小松)おもしろいやつだから』って聞かされていて、いつも『おもしろいっしょ』っていうオーラを見せてくるんです」

小松:「琉球で僕が一番年下なんですよ。(上門)知樹よりも誕生日が遅くて。でも琉球は本当に気さくな人が多い」

徳元:「みんな優しいよね。新加入の大卒は特に優しい」

小松:「でも練習になるとパギさん(朴一圭)やトミくん(富所悠)が引き締めてくれるからそのバランスがいいなって感じてます」

Q:プレーの特徴についてお互いどのように見てる?

小松:「トクくんは難しいプレーもそつなくこなしている。慌てないですしサイドバックでボールを落ち着かせられるのは結構大きいんですよね。ビルドアップもサイドバックから起点が作れていると思います」

徳元:「プレー中コマを呼んだらボールを出してくれますし、逆に自分が出したいと思った時には必ずいます。ボランチは一番難しいポジションだと思うんですが落ち着いていますし、年齢に合わないふてぶてしさがあります。プレーも顔も」

小松:「たまに他の選手からも『どっちが年上だっけ?』って聞かれちゃうんですよね」

徳元:「知樹は外見や内面をみると『まだ20歳だからなぁ』という感じですけど、コマはもう見ての通りで。チームに95年会があるんですけど、普通に来てますから(笑)」

小松:「僕は97年なんで自主参加です」

徳元:「それじゃ普通の食事会になるやん。てか、違和感なさすぎだから!」


Q:琉球の選手として初めてのホーム戦の雰囲気はどんな体感だった?

小松:「富山との開幕戦は結構お客さんも入ってくれましたし、何よりサポーターが熱い。個人のチャントを歌ってくれて自分的にもテンション上がった状態でゲームに入れたので、そういう雰囲気で毎回試合がしたいなと思いましたし、そうなるように自分たちは勝ち続けていかないとなと感じました」

徳元:「ゴールした時のスタジアム全体で喜びを分かち合う一体感は本当に最高だなと思いましたし、自分のプレーに対して拍手をもらったりするととても力になります。高校選手権(県大会)の決勝も同じスタジアムでプレーしましたが、それと比べてもレベルが違う。チームの期待値は少しずつ高まっていると思っているので、開幕戦以上の人が来てほしいですね。僕も含めて沖縄の選手が良いプレーを見せてますし」

小松:「ほんと富山戦の知樹のゴールはやばかったね。同級生だしめっちゃ嬉しかった。知樹が頑張ってるんだから自分も頑張らなきゃと思いました」

徳元:「俺も同級生の富樫(佑太)と中川(風希)がゴールを決めてとても嬉しかった。刺激になるよね」

小松:「ゴールしたのは若い選手だったんですけど、試合途中からトミくんや(朴)利基さん、バンさん(播戸竜二)がでてきて試合を締めてくれましたし、チームバランスはすごくいいなと感じています」

Q:今シーズンの目標について

小松:「結果を残すことはもちろんとして、もっと県民に愛されるチームになりたい。去年まで僕は神奈川にいて一つの県に複数のJリーグチームがあるんですが、沖縄は琉球が唯一じゃないですか。その価値をもっと出したいですし、勝ち続けることで見出していけると信じてプレーしていきたいと思っています」

徳元:「沖縄では(Bリーグの)琉球ゴールデンキングスが人気がありますが、バスケだけじゃないぞというところを見せたい。僕も試合に出続けて『沖縄のサッカー面白いよね』って感じ取れるようにプレーしたいですし『琉球FC』って間違えられないように全国に認知させていきたいですね」

Q:最後に、初ゴールはどちらが決める?

小松:「自分が先にゴール決めます」

徳元:「自分はゴールしたいけど、アシストのほうが先かな。ホームで決めたいから先決めていいよ」

小松:「またまた~目立とうと思っているでしょ。それじゃあ、先に入れた方が焼肉おごるってのどう?」

徳元:「する?」

小松:「あざっす!」

このインタビューの収録後に行われた第2節の北九州戦。ご存じのとおり徳元がJリーグ初ゴールを決め、結局小松が焼肉をおごることになった。試合後、徳元に話を聞くと「ゴールはいつも以上に狙っていた」と話しており、今思えば徳元のゴールした瞬間のオーバーアクションと、なかなか喜びの輪に入ろうとしない小松の姿はそういった理由があったからなのかもしれない。ただ言えるのは、北九州戦の勝利はこの二人の絆が大きく関わっていたということ。その絆は今後さらに太く、そして力強くなっていくだろう。

文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J3リーグ 第3節
3月21日(水)14:00KO 沖縄県陸
FC琉球 vs ガイナーレ鳥取
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
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