【千葉 vs 町田】 ウォーミングアップコラム:普段の練習から強い気持ちで無失点に取り組む佐藤優也

2018年4月14日(土)


フアン エスナイデル体制1年目の昨季は、明治安田J2リーグ戦を7連勝で締めて6位となり、明治安田J1昇格プレーオフ進出を決めた千葉。だが、明治安田J1昇格プレーオフ準決勝で名古屋に敗れ、J1昇格に挑む9年目のシーズンを戦っている。補強で獲得した新戦力のチーム戦術へのフィット、さらに開幕戦から退場者が出る試合が複数あったこともあり、今季は初勝利が遠かった。それでも、第5節・讃岐戦で6-1の大勝で今季初勝利を獲得すると、第6節・京都戦は2-0とホームゲームで連勝。だが、そのいい流れで乗りこんだアウェイの第7節・大分戦は0-4の大敗で、負けなしだった大銀ドームで初黒星を喫してしまった。

今季の千葉は、開幕戦から新戦力のGKのロドリゲスがスタメン出場を続けていたが、前節の金沢戦でゴールマウスを守ったのは2016年シーズンから2シーズン、正GKだった佐藤優也(写真)。チームの苦境や試合に出られない状況などいろいろと思うところがあってピッチに立ったのではなかったかと思われるが、4月13日の練習後に佐藤優はこう答えた。

「別に、個人的にどうこうじゃなく、チーム状態はそんなによくないし、そういう部分で何か変えられたらという思いはありましたけど、なかなかうまくいかずにアンラッキーな部分もありました」

前節の千葉は、46分に船山貴之のゴールで千葉が先制したものの、57分に鳥海晃司のパスを金沢の垣田裕暉がブロックするとボールは千葉ゴールへ。佐藤優が両手で弾こうとしたが、ゴールインとなって同点とされると、58分には溝渕雄志が濡れたピッチに足を滑らせてこぼれ球を奪われたのをきっかけに失点。78分にはディフェンスラインの裏に抜け出される形で失点して1-3で敗れた。

試合展開としては1失点目の直後の2失点目は痛かったし、チーム状態としては集中力の欠如を含めてメンタル面の問題が大きいのではないかと思われる。

「そこ(連続失点)はもったいないところですよね。1点なんて10秒あれば入るんでね。そういう部分でどうにか1点差っていうところでこらえられれば、また次につながるゲームにもなると思う。気持ちの部分もあるし、気持ちだけでどうにかなる部分もないしね。こういう状況だから試合でその気持ちを云々じゃなくて、普段からそういう気持ちを持って取り組むっていうことが大事だと思う」

『ハイプレス&ハイライン』といわれる千葉のチーム戦術において、前からのプレッシャーと連動したディフェンスラインのコントロール、そしてディフェンスラインとGKの連係は非常に重要なポイントだ。それがうまくいかないと失点しやすく、昨季から失点数の多さは千葉の課題で、今季は第8節終了時点で17失点とJ2リーグワーストだ。それもあってか、4月13日の練習ではディフェンスラインの選手とGKにボランチも加わって、ラインコントロールの再確認の練習をやっていた。

「去年もそうだけど、それは間違いなくうちの生命線だし、パッとやってパッとできるっていうものじゃない。去年だってずーっと苦労しながら最後にああやって構築してできた部分もある。そこまでハイラインじゃなかったけど、息は合っていましたよね。また新しい選手も入ってやっていることで、すぐできるものでもないと思う。どこまで下げるとか、そのあとのライン設定とか、そういう部分は本当に難しいと思うし、ましてや(DFにも新戦力の外国籍選手が複数いて)言葉(日本語)の通じない問題というのも多少なりともあると思う。だから、再確認で意思統一というのは絶対大事だと思う。全員がその意識を持っていなきゃできない、ラインが揃わないと思うので」

今節で対戦する町田は、前節終了時点で4勝4分と好調で、相手のサイドのスペースをうまく突きながらの攻撃がうまく、対千葉ではディフェンスラインの裏を狙ってくるだろう。

「プレッシャーに行けていてハイラインだったら、ある程度スペースをカバーできると思う。全員でやることをしっかりと明確にしていければ、結果というものが出てくると思います。勝つためには強い気持ちで取り組まなきゃいけない」

前線からのプレスと連動したディフェンスラインの上げ下げの動き、そしてディフェンスラインとGKの連係がうまく機能するか。千葉が無失点勝利を獲得するには、的確なコーチングをしながらゴールマウスを守る佐藤優也の活躍は必要不可欠だ。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第9節
4月15日(日)15:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs FC町田ゼルビア

フクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッド千葉)
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