【群馬 vs C大23】 ウォーミングアップコラム:群馬新エースFW大島康樹 波打ち際の駆け引きに長けた「渚のストライカー」がチームの救世主!

2018年6月8日(金)


開幕時期までプレーする場所が決まらなかったプレーヤーが、群馬のエースポジションを獲得している。昨季まで柏に在籍していたFW大島康樹(写真)だ

昨季末に柏との契約が終わった大島は、オフシーズンにテスト生として各地のクラブを転々としたが開幕シーズンまで所属が決まらなかった。

柏ユースからトップ昇格、これまで陽の当たる道を歩いてきた大島にとって、味わったことのない経験だった。3月上旬、群馬にテスト生として加わると、練習試合でゴールを決めるなどプレースタイルをアピール。最終的には、栃木からの期限付き移籍という形で群馬加入が決まった。大島は自らのゴールで、道を切り開いた。

群馬に馴染むのに時間はかからなかった。群馬のドン・ジャンボ大久保(哲哉)に可愛がられると、「なぎさ」というニックネームを授けられた。大久保によると、映画監督の大島渚さんへのオマージュらしい。

波打ち際という“オフサイドライン”でDFとの駆け引きをしながら、ゴール前に飛び出していく大島は、徐々に試合に絡み始めると、10節長野戦で群馬初ゴールを決めると、続くFC東京U-23戦で、ハットトリックを決めて、エースの座をがっちりと確保した。

「ハットトリックはうれしいが、あの1試合だけではいけない。コンスタントにゴールを決められる選手にならなければいけないと思う。チャンスを決め切れていないシーンも多いし、チームの勝利に貢献できる選手になりたい」

チームは最近6試合、チームは3勝3分で負けなし。5月30日に22歳の誕生日を迎えた若きストライカーは「負けていないが、引き分けの3つはどのゲームも勝てる試合だった。昇格するには難しい試合を勝ち切ることが必要。いまは守備が最少失点に抑えてくれているので攻撃陣がやらなければいけない」

今節の対戦相手は、ユース時代に対戦した同世代の選手もいるC大阪U-23。「知っている選手もいるので、負けられない。この試合で勝てれば、上が見えてくるので、しっかりと準備してゲームに臨みたい」。

波打ち際の駆け引きに長けた「渚のストライカー」が上位追撃の原動力となる。

文:伊藤寿学(群馬担当)


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