【京都 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:苦しむチームのキャプテンとして、DFとして、染谷悠太は前を向く

2018年7月6日(金)


明治安田生命J2リーグは前半戦を終えて、今週末の試合から後半戦がスタートする。京都サンガF.C.は4勝4分13敗の21位で折り返し地点を迎えた。21位というのはJ3降格圏内。改めて、この現実と向き合って、残り21試合に挑まなければならない。

キャプテンの染谷悠太(写真)に前半戦の総括をたずねてみると、少し間をおいて「…難しかったですね」という言葉が返ってきた。難しい、という一言には様々なものが含まれているのだろう。数字として現れる勝敗はもちろん、思うように進まないチーム構築や、負けが続く故に出てくるネガティブなメンタリティーなど、挙げればきりがない。

なかでも最終ラインの中軸として、21試合で無失点試合が一つもなかったという事実が重くのしかかる。第17節・金沢戦では完封勝利まであと少しという後半アディショナルタイムに被弾するなど、総失点33という数字以上の印象を与えてしまっている。「常々こだわっていますが、今はより(無失点試合が)フォーカスされる。やるべきことは多いけれど、全体的にレベルアップしていきたい」と課題に向き合う。

前節・甲府戦では、1-1の状況でDFの選手が次々と負傷交代を余儀なくされる中、相手の攻撃に耐えて敵地から勝点1を持ち帰った。引き分けが4試合という数字はリーグ最小。残留争いでは試合展開により“1ポイントを確保する”という判断も求められるだけに、守りきるというプランを遂行できたことは前向きに捉えたい。

今節は守備陣に離脱者が複数いる中でのゲームを強いられるだけに、染谷らDFの選手にはいつも以上の責任感が求められる。ジュロヴスキー監督も「難しい状況下でも常にベストを尽くそうとする、素晴らしい選手だ。ただ、もっとできるし、それを体現して欲しい」と期待を寄せる。

「若い選手に必要以上に背負わせないようにしたい。それぞれの持つ危機感が悪い方へ行かないようにもしないといけない」。苦境に立つチームのリーダーは大変だ。それでも染谷は自らの責務を果たすべく、前を向いて福岡戦へ挑む。

文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
7月7日(土)18:00KO 西京極
京都サンガF.C. vs アビスパ福岡

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