【福岡 vs 水戸】 ウォーミングアップコラム:最終ラインを支える實藤友紀。「感動と勝ちにこだわる」試合で勝利を目指す。

2018年8月10日(金)


179センチの身長は、CBとしては必ずしも大きいとは言えないが、スピードと抜群の身体能力、そして的確なポジショニングで最終ラインで存在感を示す。4バックのCB、3バックの右側、さらには右SBとしてプレーできるユーティリティの高さも武器のひとつだ。誰もが驚くような派手なプレーはないが、それこそが實藤友紀(写真)のプレースタイル。どんな局面でも当たり前のようにプレーするのは、彼のクレバーさを表すものだ。

過去2シーズンはコンディション不良により1年間を通してプレーすることはできなかったが、ここまで21試合の出場は、ディフェンス登録の選手としては輪湖直樹と並んでチーム最多。福岡の堅守を支えている。また、第23節・讃岐戦では、福岡の通算800ゴールという記念ゴールも決めた。現在、暫定5位(25試合消化)に付ける福岡にとって、目標である「J2優勝、J1昇格」を果たすために、ここからが巻き返しの正念場。今節の対戦相手である水戸には、ジェフェルソン バイアーノ、伊藤涼太郎など強力なアタッカーがいるが、「前線に強力な選手がいるのは水戸に限ったことではない。相手の動きをよく見て、データを入れつつ対応していきたい」とコメント。3試合ぶりのクリーンシートを達成してチームの勝利を支えるつもりだ。

そして、水戸戦はもう一つの意味でも負けられない試合になる。昨年の8月、九州北部豪雨被災地に訪問してサッカースクールを実施した福岡は、選手会の発案で「がんばろう!朝倉 東峰村 smileプロジェクト」を立ち上げ、その一環として水戸戦には東峰学園の子どもたちを招待。併せて、選手たちが絵付けをした東峰村の伝統工芸品「高取焼」のマグカップをチャリティとして販売する。選手会長も務める實藤は、その想いを次のように話す。

「去年の8月に朝倉に訪問してサッカースクールを開催した時に、子どもたちと触れ合うことで、みんな笑顔になってくれたので、そうした活動を今年もやりたいということを選手会から要望して『がんばろう!朝倉 東峰村 smileプロジェクト』を立ち上げた。水戸戦では感動を与えられるようなプレーをしたい。東峰村の子どもたちがサッカーを見て頑張ろうと思ってくれたり、笑顔になってもらったり、勇気を与えられるようなプレーをしていきたいと思う」

猛暑の中での戦いは難しい試合になることが予想されるが、どんな状況になっても戦う姿勢と最後まであきらめない姿勢を見せて戦うことが勝利への条件。それが子どもたちに笑顔と勇気、そして力を与えることになる。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第28節
8月11日(土)18:00KO レベスタ
アビスパ福岡 vs 水戸ホーリーホック
レベルファイブスタジアム(アビスパ福岡)
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