【神戸 vs 長崎】 ウォーミングアップコラム:U-19日本代表DF小林友希。アジアを戦い、神戸で“世界”を学ぶ。

2018年10月5日(金)


長崎戦と言って思い出されるのは、DF小林友希(写真)である。前回の対戦である7月18日に誕生日を迎えた小林はJ1リーグで2試合目の出場を果たした。本職のセンターバックではリーグ戦初出場。吉田孝行前監督からのバースデープレゼントに応えるように、86分間プレーし、体を張った守備で1-0の完封勝利に貢献してみせた。試合後「(前日練習の際に)サプライズで誕生日ケーキを用意してもらった」と笑った17歳には、あどけなさがほんのりと残っていた。

小林は2016年から現在も第2種登録選手としてトップチームに登録されている。神戸市出身で、ヴィッセル神戸U-12からU-15、U-18と着実に昇格してきた。U-12からトップチームへ昇格したのは、今のところDF藤谷壮だけだが、来シーズンに小林がトップチームへ昇格すれば、クラブ史上2人目の快挙となる。日本代表としてもU-15から順に年代別代表を経験。今年10月8日に開幕の「AFC U-19選手権インドネシア2018」を戦うU-19日本代表にも選ばれた。「前回の代表はケガで参加できなかったので、(今回の選出は)素直にうれしい。落選した選手の分もしっかり戦いたい」と気合を入れた。

武器は左足の精度の高いキックとビルドアップ能力。その才能は、ヴィッセル神戸の新監督に就任したフアン マヌエル リージョ監督の下で、さらに磨かれそうな予感がある。

「(フアンマ監督は)すごく細かいところまで指導してくれる。数十センチ単位でポジションの修正をしたり…。今は、フリーの選手を作り、その選手が次のプレーをしやすい位置やタイミングでパスを出すなどポゼッションに対する監督の考えを僕たちに伝えている。まだ“意識付け”の段階だと思いますが、今まで自分が意識したことのない考え方もすでに出ていますし、すごく新鮮です」

神戸U-18との兼任でなかなかトップチームに帯同できていない小林が、今節の長崎戦に出る確率は低いかもしれない。だが、来シーズン以降を考えると彼の動向は気になるところ。神戸U-18で学び、U-19代表でアジアを知り、神戸のトップチームで世界の指導者に影響を与えてきたフアンマ監督の指導を受ける。今シーズンも残り約2ヶ月となったが、神戸の新たな楽しみがここにきて増えた印象だ。

文:白井邦彦(神戸担当)


明治安田生命J1リーグ 第29節
10月6日(土)19:00KO ノエスタ
ヴィッセル神戸 vs V・ファーレン長崎

スタジアムナビ