【仙台 vs 浦和】 ウォーミングアップコラム:粘り強い、だけじゃない。椎橋慧也、成長続け終盤戦へ

2018年10月6日(土)


ピンチの時にも、チャンスをつかめるか。椎橋慧也(写真)はこの問いに対して前向きだ。
「こういう苦しいときこそ、自分のように(これまで)出られなかった選手にとってのチャンスでもあるととらえています」。

現在の仙台は、明治安田J1リーグ第28節を終えて勝点41の8位。ただし、この終盤戦においても上位陣の勝点差は詰まっているので、一つの勝利で大きく順位が変わりうる。だが仙台はアウェイゲームが続いた直近の2試合で連敗。3試合ぶりのホームゲームで、何としても上に行きたい状況だ。チームの勝利に貢献すべく、メンバー入りの争いも激しくなっている。今週の仙台はゲーム形式の練習が多いが、その中では激しいぶつかり合いも珍しくない。

その中で調子を上げている選手の一人が、椎橋だ。今季は主に、昨季同様の3バックの左サイドで出場することが多かったが、中盤の底を一人でも誰かとのコンビでも務めることもまた、できる。明治安田J1第24節・川崎F戦では、3-5-2の2列目のポジション、所謂インサイドハーフで先発出場し、「プレーの幅が広がった」という好感触を得た。

椎橋はピッチのどこに置いても同じ役割を果たす、というより、それぞれの場所に合った持ち味を発揮する、という傾向の方が強い。最終ラインでは前向きにボールを奪って、すぐに縦要素の強いパスを出す。上述の2列目では、相手のプレッシャーの中でもボールを受け、ためを作るか即座にはたくかを素早く判断して実行する。

そのうえで、どのポジションでも共通する椎橋の武器を見出すなら、まずは“粘り強さ”ということになるだろうか。素早くグイグイと体を寄せ、相手からボールを奪い取ることができる。しかし、粘り強い、で終わることなく、その先の行動に素早くつなげることもまた、彼がポジションにかかわらず発揮できる武器といえる。

最近の椎橋は、練習試合などで、ベテランの梁勇基とボランチでコンビを組むことが多い。「先輩の技を盗むために、ガツガツしています」。パスの精度のような技術的なことは勿論、試合運びなど様々なことを教わっているという。
まずは次の浦和戦での出場機会をつかむべく、鋭いプレーを続けている椎橋。粘り強く奪ったボールをその先に素早くつなげられるように、周囲の選手や自身の経験から得たものもまた、その先につなげて成長を続ける。

文:板垣晴朗(仙台担当)


明治安田生命J1リーグ 第29節
10月7日(日)13:05KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs 浦和レッズ
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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