【熊本 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:チームのために何ができるかーー。巻誠一郎が貫く信念。

2018年10月6日(土)


勝点差4で迎えた20位京都との直接対決に敗れ、依然21位に沈む熊本。チームが苦しい状況にある中、毎日のトレーニングで必死になってボールを追い、時に体を投げ出し、自らがやるべきことを貫く姿勢を見せているのが、副主将の1人でもある巻誠一郎(写真)だ。
 
2014年に故郷のチームに加わってはや5年。一昨年は熊本地震を受けて支援活動にも奔走しながら、苦しい日程での戦いをチーム全員で乗り越え、残留を果たした。しかし昨季は21位に終わり、J3から昇格するチームが1チームのみだったことで降格は免れたものの、今季も35試合を終えて同じような状況に陥っている。
 
巻自身は今季、20試合に出場して1得点を挙げているが、その多くは交代出場で、もどかしさも抱える。

「できることはそんなに多くないかもしれないけど、残りの7試合、チームのためにできること、少しでも影響力を与えられることをやるようにと考えてます。それは試合の中だけでなく、練習でもそう。大きな影響は与えてなくても、チームを助けられると思いながら信念を持ってプレーしているし、苦しい状況だからこそ、ポジティブな雰囲気でやろうと、アキ(佐藤昭大)なんかとも話すんです。やっぱり…、自分が在籍して、生まれ育った街のクラブが降格するのは嫌なので」
 
古巣の千葉戦を控えた5日の紅白戦、ハーフウェイライン付近で受けたボールをサイドへ開き、リターンを受けるためにゴール前までしっかりとスプリントをかける場面があった。ラストパスを受けて右足で放ったシュートはわずかに枠を逸れたが、こうした実直なプレーがいかに大切かを、巻は知っている。

「千葉時代、09年にJ2降格が決まったんですけど、その前年も降格しそうになりながら結果として残留した。それは、みんなが戦ってたからです。経験のあるベテランの選手は特にそうでした」
 
残り7試合、自分たちの力で何かを起こすことができる。そう信じるからこそ、巻は諦めず、走り続ける。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J2リーグ 第36節
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ロアッソ熊本 vs ジェフユナイテッド千葉
えがお健康スタジアム(ロアッソ熊本)
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