【神戸 vs C大阪】 ウォーミングアップコラム:“ただいま”。小川慶治朗、約9ヶ月ぶりに神戸のピッチへ。

2019年3月12日(火)


神戸のエースナンバー13を背負う小川慶治朗(写真)が、湘南から神戸に戻ってきた。2月下旬の公開練習時に“おかえり”と声を掛けると、「ただいま」と関西イントネーションで返事がきた。今節のYBCルヴァンカップ グループステージ第2節・C大阪戦に出れば、約9ヶ月ぶりのホームゲーム出場となる。本当の意味での“ただいま”だ。

ヴィッセル神戸の下部組織で育った小川は、2010年3月27日の横浜FM 戦で2種登録選手ながらJデビューを果たした。これは当時のクラブ最年少出場記録(17歳5ヶ月13日)である。今節はC大阪の特別指定選手・西川潤(桐光学園高)の公式戦デビュー(17歳0ヶ月)が話題を集めているが、小川も同じように若くして才能を開花させた一人だ。
プラチナ世代と呼ばれる同世代には、日本代表の柴崎岳(ヘタフェ)や宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、宮市亮(ザンクトパウリ)、宮吉拓実(京都)ら錚々たるメンバーがいる。小川も彼らに負けじと神戸でキャリアを積み上げ、2015年にはJ1通算100試合出場を達成している。だが、この頃から度重なる故障に悩まされ、復帰と離脱を繰り返してきた。

そして2018年には、増山朝陽や郷家友太、佐々木大樹(パルメイラス)ら若手の台頭もあって、出場機会が激減。6月9日のルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦の横浜FM戦を最後に、湘南へ期限付き移籍。2005年にヴィッセル神戸ジュニアユースに入って以降、初めて他クラブのユニホームの袖に腕を通した。

湘南では明治安田生命J1リーグ戦に13試合出場したが、ルヴァンカップは大会レギュレーションの関係で出場なし。だが、湘南ではルヴァンカップ初制覇を間近で体感。奇しくも、決勝の相手は小川が湘南へ行く直前に戦って、敗れた横浜FM。間接的だが、リベンジを果たしているから面白い。そんな巡り合わせの妙も含め、小川は湘南で多くを学んだと話す。
「湘南ではポジショニング、体の向き、走るタイミングなどを今まで以上に考えさせられた。その中ですごく成長できたと思いますし、湘南には感謝しかありません。その経験を生かしながら、神戸では(フアン マヌエル リージョ監督)求められているプレーだけではなく、リスクをおかしてでも行かないといけない時は行くとか、チームに変化をもたらしたいと思っています」

ルヴァンカップ グループステージ第1戦の名古屋戦では90分間フル出場し、相手DFの裏を狙い続けた。そしてゴールにも積極的に迫った。また前線でタメも作った方がいい場面ではボールをキープしてみせた。プレーにスマートさが増した小川の姿があった。
「今季はチームとしては勝つこと、個人としては点を取ること。とにかく結果にこだわっていきます」

チャンピオンチームから戻ってきた26歳は、神戸サポーターに“結果”で“ただいま”の挨拶をするつもりのようだ。

文:白井邦彦(神戸担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第2節
3月13日(水)19:00KO 神戸ユ
ヴィッセル神戸 vs セレッソ大阪
神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(ヴィッセル神戸)
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