【秋田 vs 北九州】 ウォーミングアップコラム:底に落ちて「開き直った」松本拓也。堅実なプレーでチームに落ち着きをもたらす

2019年4月26日(金)


開幕からのアウェイ3試合を終えて1分2敗(3得点6失点)だった秋田が、ここ3試合で2勝1分(5得点1失点)と持ち直している。この数字だけを見ても、改善ポイントが守備にあることは明らかだ。

秋田に所属して5年目となる松本拓也(写真)は、今季開幕戦で実に3シーズンぶりにスタメンに名を連ねていた。試合前の取材では「おかげさまで、3年ぶりにここまではフルメニューでできている。直近の2シーズンはこの時期に怪我をして出遅れていたが、それがないので。いまの段階では比較的いい方向で来ています」と充実した様子だった。

しかし振り返ってみると、開幕からの3試合では失点に絡むプレーが続いたことは否めない。DFからパスを受けようとしてコントロールを誤ったり、クロスに対して飛び出すも触れなかったりする場面が続いた。これで松本も自信を失っていたようだ。

「開幕3試合のときは、わからなかったですからね。なんでこうなってるのかもわからないし、色々一杯一杯ですね。メンタル的な部分もひどかった。人にも会いたくなかったし、練習もしたくなかった」と心情を吐露する。

しかし、苦しい状態にあっても試合は続く。迎える第4節のホーム開幕戦を前にして、底に落ちたメンタルを切り替えた。「ホーム開幕の長野戦で逆に開き直るというか、悪いものが出たかなと。もう気楽に、と意識しました。ゴールを守るのは仕事だけど、守り切れない部分ももちろんある。自分の範囲内のプレーをしっかり確実にやって、それがチームに落ち着きをもたらすと思う。それでもすごいシュートが入るのはしょうがない。そういう割り切りですね」

チームは長野戦で激しさを取り戻す。結果はスコアレスドローだったが、今季初めて無失点を達成したことで自信にもつながった。奇しくもこの試合で松本は、Jリーグ100試合出場を達成している。

その後、秋田は2連勝を飾っている。最終ラインでパスをまわす場面は少なくなり、よりアグレッシブに敵陣を目指す場面が増えた。松本のプレーにも安定感が出てきたように見えるが、あくまで松本自身はチーム全体の貢献を強調する。「DFが頑張ってくれているからシュートコースが限定できているのもあるし、僕自身はなにも変わっていない。止めている感覚がないというか、シュートが飛んできてない印象が強い。チーム全体の守備意識が高まっているんだと思います」と手応えを感じている様子だ。

こうして迎える今節の北九州戦。「秋田は連勝中ですけど、まだまだだし、いい流れもある。どっちもだと思います。とにかくやられないことが大事」と松本。週末の試合に向けて、さらに気持ちを引き締めていく。

文:竹内松裕(秋田担当)


明治安田生命J3リーグ 第7節
4月27日(土)13:00KO ソユスタ
ブラウブリッツ秋田 vs ギラヴァンツ北九州
ソユースタジアム(ブラウブリッツ秋田)
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