【名古屋 vs 浦和】 ウォーミングアップコラム:「母の日」に捧ぐ勝利のゴールを。シャビエルが語ったお母さんとの思い出。

2019年5月11日(土)


浦和との第11節が行われる5月12日は母の日である。日本に限らず世界中に存在するこの記念日はもちろんブラジルにもあり、同じくカーネーションをプレゼントする習慣もあるとか。というわけで今回はブラジル人選手に母の日のことを聞いてみようと思い、ガブリエル シャビエル(写真)に話を振ってみた次第だ。

「もちろんブラジルでも母の日はすごく大事にされる記念日です。自分は今は遠いブラジルにお母さんが住んでいるわけですが、浦和戦ではぜひ良い試合をして、良いプレゼントを母に捧げたいですね」

いきなり泣かせてくれる。しかしもう少し深い話を聞いてみる。あなたのサッカー人生に、お母さんはどんな関わり方をしてくれたのですか?

「母の存在は僕のサッカー人生においてとても重要なものだった。もちろん父にもとてもお世話になったんですけどね。自分がユース年代の頃、学校が終わってから練習場に行くにはバスに乗る必要があったんですが、母は学校まで迎えに来てくれて、一緒に練習場まで連れて行ってくれたんです。故郷のサンパウロはとても広く、自分の住んでいる南部から練習場のある北部まではバスを3回乗り継がなければいけなかった。だから一緒にバスに乗って、行ってくれたというわけです。大変でしたが、みんなで乗り越えられたのはとても幸せなことでした」

何だか日本の少年サッカーにも通じるような話である。シャビエルのお母さんはとても優しい方だそうで、しかし礼儀や人へのリスペクトの心を持つ重要性、つまりしつけには厳しい人でもあったとか。お母さんのことを思い出す時のシャビエルはとても嬉しそうな、懐かしそうな表情を浮かべ、家族への愛情が強く感じられた。子どもの夢を応援するお母さんだっただけに、プロサッカー選手として活躍する息子はさぞ誇らしいに違いない。そう聞くと、シャビエルはさらに深い感情をその目にたたえ、再び言葉を紡ぐのだった。

「母にいつも言われるんです。『あなたが選んだ道で夢を叶えられたことが自分にはとても嬉しいこと』だと。どんな道でも幸せでいられるなら、母にとってはそれが良いことだと。今は自分がブラジルから遠い日本にいますが、少しでも母や家族と一緒に過ごせるように、できるだけ日本に来てもらう機会を作るようにしています。そうそう、自分は兄弟と一緒に毎年何かしらのプレゼントを贈っているのですが、プロになってから母の日にあった試合で何度かゴールを決めたことがあるんですよ。その時は『お母さんのための特別なゴールだよ』って伝えるんです」

これは期待である。ちなみに名古屋は現在、ホームでの4試合で全勝&無失点の無敵状態であり、相手が浦和といえど恐れるに足らず。攻撃陣はリーグここ5試合連続で1得点ずつと湿りがちだが、シャビエルの家族愛が火付け役になってくれれば大爆発の予感も漂う。

「今回の浦和戦も何が何でも勝利したいですし、その中で僕のゴールで勝利を届けることができれば何よりです。ゴールできなかったら、母には別のプレゼントを用意することにしますよ(笑)」

勝点3をサポーターに、ゴールを母に捧げるために。気合十分のシャビエルのプレーにぜひ注目を。

文:今井雄一朗(名古屋担当)


明治安田生命J1リーグ 第11節
5月12日(日)15:00KO 豊田ス
名古屋グランパス vs 浦和レッズ
豊田スタジアム(名古屋グランパス)
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