【熊本 vs C大23】 ウォーミングアップコラム:2試合連続ゴールでチームトップタイの3得点。ルーキー・北村知也が秘める、大いなる可能性。

2019年6月8日(土)


「大卒は即戦力。自分が活躍するんだという心構えは持っていて欲しいし、選手数も少ないので、試合に出場するチャンスはあると思う。彼らがレギュラーとしてコンスタントに試合に出る状態になればチーム力も底上げされて、いい結果が生まれてくる。ただ、すぐに試合に出られるほど簡単ではない」

初のJ3を戦うことになった熊本は今季、大卒ルーキー4人を獲得。もちろん即戦力としての期待はあったはずだが、開幕前の時点で渋谷洋樹監督はそう話していた。
しかしプレシーズンの準備の成果もあって、開幕の長野戦ではMF中原輝が先発を勝ち取ってJリーグデビューを飾り、第2節の藤枝戦でベンチ入りしたDF小笠原佳祐は次の第3節讃岐戦で初先発、ここまで出場を続けている。現在は離脱しているDF酒井崇一も負傷前の第3節でベンチ入りを果たしており、それぞれが初めての舞台で少しずつ存在感を発揮しつつある。

その中でも期待を上回る働きぶりを見せているのがFW北村知也(写真)だ。
初めてピッチに立った第4節岩手戦のプレー時間はわずか1分だったが、雪に覆われたピッチに半袖姿で登場し、今季初勝利に貢献。初めて先発に名を連ねた第6節G大阪U23との試合では、終了間際のプロ初ゴールが決勝点となり、第9節鳥取戦も交代出場からアディショナルタイムの決勝点。そして前節、北九州との上位対決では、2試合連続のゴールで先制点を奪い、後半立ち上がりの追加点も演出した。

シーズン序盤は「早く試合に出たい気持ちもあったけど、チャンスが来た時にしっかり結果を残すために」と、全体練習終了後に藤本主税コーチとボールの受け方や相手DFとの駆け引きなどをテーマに練習を重ねた。「まだミスが多いし、決められるチャンスで決めきれていない。もっと得点をあげられるようにして、まずはJ2復帰のための1位を確実にするまで、勝利を重ねていくことを忘れないようにしていきたい」と、佐野翼、原一樹と並ぶ3得点にも決して満足せず、より高いところを目指す。

得点後やファンサービスの時に見せる笑顔には少年ぽさが残るが、経験を重ね結果を出すことで、たくましさも増していくはず。J2復帰のキーマンとなる、その可能性は十分だ。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J3リーグ 第11節
6月9日(日)19:00KO えがおS
ロアッソ熊本 vs セレッソ大阪U−23
えがお健康スタジアム(ロアッソ熊本)
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