【岩手 vs 沼津】 ウォーミングアップコラム:ブログも人気のタイのレジェンド、継続と平常心の男・櫛田一斗

2019年6月8日(土)


JFLの佐川印刷を経て、タイやオーストラリアでキャリアを積んだ櫛田一斗(写真)。彼が新天地として選んだのは岩手だった。特にタイでは絶大な知名度を誇る。名門・チョンブリFCでは、連続フル出場のリーグ記録を樹立し、年間ベストMFの称号も獲得。今年2月にも元タイ代表選手の引退試合に招待されるなど、名実ともにレジェンドと呼ばれる存在だ。

移籍の理由について「Jに挑戦するラストチャンスだと思った」と語る櫛田。その背番号6を身にまとうボランチはJ3第3節の秋田戦、32歳2か月でついにJデビューを果たし、決勝点の起点となるプレーで勝利に貢献した。ここまで2試合のみの起用となっているが、菊池利三監督は「いろいろなプレーをそつなくこなせるプレーヤー」とベテランMFへの信頼を寄せる。

チームは今季初の連敗を喫し、試合内容としても多くの課題が表面化している状況。だからこそ、経験値のある櫛田にかかる期待も高い。苦境に立たされた時に必要なものについて櫛田は「何よりも勝つことが状況を変える。チームとしては大きく変えることはないと思うし、常に準備はしているので試合に出ることになっても気負うことなくプレーしたい」と継続と平常心をポイントに挙げた。

この継続と平常心という言葉は櫛田のもうひとつのライフワークにも通ずる部分がある。それは「旅」とその「ブログ」だ。「続けることは得意。サッカーと一緒ですね」と話す櫛田はこのブログをタイに渡って以来、約9年継続。内容もさることながら自撮り写真が非常に独特で、ファン・サポーター界隈ではひとつの名物になりつつある。平常心というべきか、無表情というべきか。デフォルトが笑顔の櫛田だけに、美しい風景や趣ある建物と彼の真顔が織り成すコントラストはみる人の心をざわつかせる何かがある。

リーグは約1/3を消化する時季となった。暑くなるこれからの季節はさらに総力戦の様相を示すだろう。櫛田はその中でどう存在感を発揮し、チームを上位戦線へ導くのか。そのプレー、そしてブログにもぜひ注目してほしい。

文:高橋拓磨<cross Line>(岩手担当)


明治安田生命J3リーグ 第11節
6月9日(日)13:00KO いわスタ
いわてグルージャ盛岡 vs アスルクラロ沼津
いわぎんスタジアム(いわてグルージャ盛岡)
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