【町田 vs 長崎】 ウォーミングアップコラム:深津康太と話をして思い出した2015年の「あの試合」

2019年6月15日(土)


16日のV・ファーレン長崎戦は、おそらく「あの男」が帰ってくる。深津康太(写真)はFC町田ゼルビアでJFL、J3、J2の3カテゴリーを戦った最古参選手だ。しかし彼は4月21日の大宮アルディージャ戦以降、先発から遠ざかっていた。今節は大谷尚輝が出場停止で、深津はセンターバックに入る可能性が高い。

深津は力強く言い切る。
「サボっていたわけではないし、練習をやらなくなったわけでもない。毎週毎週、週末にピークを持って来ている。もしいきなり先発になっても慌てることはないです」

8月に35歳を迎える深津だがヘディングの高さ、1対1の強さは健在だ。加えてこのオトコには声という持ち味がある。甲高いよく通る声で、彼は試合中によく吠える。

「僕にとったら声も一つの武器。そこで仲間を助けられればいいし、仲間を鼓舞できればいい。下を向いているやつがいたら顔を上げさせられるか。いいプレーをしたらのびのびと。そうやって自信を持ってやらせてあげたいと思います」

長崎戦に関してはこう述べる。
「個では負けているかもしれないけど、チームが同じ方向に向くことは町田の強みだし、そこで負けたらウチのサッカーは終わる。そこだけはブレずに、自信を持って向かっていきたい」

町田のやることは変わらない。深津は続ける。
「1人がボールに行ったら、全員でそいつのために身体を張る、カバーをするのがウチのスタイル。もしスキを与えているとしたら、一人が行っているのに他の選手がカバーしていないということ。そこは声でカバーできると思う」

彼と話をしていて、2015年9月23日の大一番を思い出した。相手のJリーグ・アンダー22選抜は、リオデジャネイロに向けたU-23日本代表のほぼフルメンバーで野津田に乗り込んできた。先発には植田直通、井手口陽介、中島翔哉、浅野拓磨といった後の日本代表選手も名を連ね、名将・手倉森誠監督がコーチとして実質的な采配を振るっていた。

しかし町田は「J3史上最強のタレント軍団」を1-0下して、そこから浮上に成功する。チームは締めの9試合を7勝2分けで乗り切り、「9」まで広がっていたレノファ山口との勝点差を最後は「0」まで縮めた。得失点差で届かず2位にとどまったが、大分トリニータとのJ2・J3入れ替え戦を制してJ2再昇格を決めた。

16日もチームこそ違うが、あの手倉森監督がタレント軍団を率いて野津田にやってくる。

町田はサイバーエージェントグループに入り、J1昇格を目指すチームとなった。練習場やスタジアムなどの環境整備も進んでいる。一方で質実剛健なピッチ内のカルチャー、チームの結束といった「いい意味での古さ」は残すべきだし、それを欠いたら長崎のような格上には太刀打ちできない。

深津が今のゼルビアにいい刺激を与え、長崎戦がチーム浮上のきっかけとなることを願いたい。

文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第18節
6月16日(日)17:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs V・ファーレン長崎
町田市立陸上競技場(FC町田ゼルビア)
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