【北九州 vs 岩手】攻守に異彩を放つ河野貴志。「複数得点かつ無失点」を誓う!

2019年10月12日(土)


6試合連続でスタメン起用されているセンターバックの河野貴志。関西大から加入したルーキーが守備でも、そしてセットプレーからのヘディングシュートでも存在感を放っている。

今季はこれまでに9試合に出場。フィジカルや走力を生かして相手FWと競り合うのが持ち味だが、特筆に値するのがセットプレーから放つシュートへの感覚だ。実は第7節秋田戦を除く8試合全てで、河野は公式記録のシュート欄に「0」以外の数字を刻んでいる。

初結実は第20節のG大23戦で、アウトスイングのコーナーキックに頭で合わせた。「ゴールから離れていくボールだったが、イケさん(池元友樹)もブラインドになってくれていた。イケさんのお陰もあるが、でも、ゴールは決めたら嬉しい」と笑顔のJ初得点をマークした。

ただ、前節はチーム全体としてシュート17本を放つも無得点。久々の黒星を喫し、河野は連係面にさらに磨きを掛ける。

「周りをうまく使いながら入りたいところに飛び込めているが、あともう少しのところ。そこを突き詰められたら得点になる。キッカーはいいボールを蹴ってくれているので、中が決めるだけ。合わせていかないといけない」

一方で守備には自信を深める。北九州はコンパクトな陣形を保つため、最終ラインの背後は広くなるが、河野は「ライン設定の高いのは全然嫌じゃない。脚に自信があるので、相手と並走して対応するほうが楽しい。走りで勝負するのも僕にはおもしろみがある」と頼もしい。

ゴールへの嗅覚もあれば、スペースを守る守備力も兼ね備える河野。「ドMを内包したドS?」と聞くと、間髪入れず「たぶんドM」と笑う。ただ、そうした言葉の一つ一つに見え隠れするのが、もう一つの良さであるコミュニケーションスキル。北九州でのプロ入りを決める一因にもなった。

「去年、練習参加したときに、めちゃめちゃみんなと仲良くなって、(当時の選手から)『練習生でこんなに選手と近くなる人は初めて』と言われた。いいチームだなというのがあったし、やっぱり九州に戻ってサッカーをしたいというのもあった」

宮崎出身で、関西でプレーして、再び九州へ。今はスタメンを掴み、チームは昇格圏での戦いを続けている。責任も大きいが、やりがいのほうが大きく、「全部勝てれば優勝できるし、一試合一試合が大事」と力が入る。

「縦パスが入ったあとの受け手と出し手の関係とか、最後の精度を上げられれば得点は取れる。後ろに関してはリスク管理。チャレンジ・アンド・カバーはできているので、そこは継続したい。DFとしてはクリーンシートが一番気持ちいいので、理想は複数得点かつ無失点。自分もセットプレーからヘディングで叩き込みたい」

一戦必勝の緊張感が漂う昇格争い。細かな話をしたあと、河野は「やっぱり勝ちたいですね」と一番の本音を語った。ルーキーは己の持ち味を生かしてめきめきと成長中。明日もゴールを狙い、ゴールを守り、オールラウンドで活躍を誓う。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第26節
10月13日(日)14:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs いわてグルージャ盛岡
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
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