【栃木 vs 新潟】充実の榊翔太。最大の武器である左足は炸裂するか?

2019年11月2日(土)


33節鹿児島戦から急造FWとして起用されたヘニキとの前線のコンビもこの6試合でかなり板についてきた。榊翔太(写真)は前線から相手の最終ラインにプレッシャーをかけ続け、チームがボールを奪えば瞬時に踵を返してゴール前へ飛び込んでいく。手応えはある。
「試合を重ねるごとに前線の連携は良くなっているし、いざチャンスになったときにシュートまでたどり着くシーンも増えています。あとは最後のフィニッシュの精度を上げること。そこで決め切れれば試合を有利に進められるし、早い時間に先制点が獲れれば理想的です。ただそこで獲り切れなくても、まずはしっかり守備から入ることを我慢強くやろうと決めています」

チームのために献身的にハードワークし続けることは当たり前。チーム全体で守備をし、チーム全体でゴールを奪い、それで勝つことができれば――その一心で泥臭く走り続けている榊だが、当然、FWとして自身のゴールも虎視眈々と狙い続けている。
「チンさん(寺田紳一)も結構アドバイスをくれるんです。『守備だけじゃなくて、ボールが来たらしっかりと左足を振り抜け。お前はいい左足を持っているんだから』と。最近の試合は前線からディフェンスで相手をハメて、ボールを奪って、攻撃に出ていけている中で、自分自身がシュートまで行けていないから、その回数をもっと増やさないといけないなと。ヘニキがあれだけ前線で身体を張って起点になってくれているのだから、自分がそのボールをもっと収めることができれば……。もっと貪欲にゴールを狙わないと」

榊翔太の武器は、前線から追い回せる運動量であり、背後へ抜け出すスピードだが、最大の魅力はその左足だ。163cm、61kgという小柄な身体から放たれると思えない、強烈なパンチ力を感じさせる左足のフィニッシュ。31日のゲーム形式のトレーニングでも左斜め45度の角度から迷わず左足を一閃。強烈なシュートをゴール左角に突き刺しネットを揺らして見せた。「ああいうシュートを試合でも打っていければ」。隙あらば左足をゴール方向へ向ける。それを練習から強く意識できている。

サッカーは、チームのために献身的にプレーを続ける選手にボールがこぼれてくるものだ。20位鹿児島との勝点差が6まで広がり、どうしても勝たないといけない降格圏の栃木を救うゴールがそろそろ榊に降り注いでもいい。
「この栃木での2年間は、なかなか試合に絡むことができなかったので、今、試合に出続けられていることがすごく嬉しいし、その中で、もっと自分のプレーを表現しないといけないと思っています。そうやって、もっともっと栃木に貢献しないといけないと思っています」

榊翔太のチームへの貢献度は今でも高い。だが、ゴールも見たい。その左足でこの難局を突破してほしい。

文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第39節
11月3日(日)14:00KO 栃木グ
栃木SC vs アルビレックス新潟
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
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