【岩手 vs G大23】ついにプロ初ゴールを決めた大垣勇樹。苦境という暗闇を新星の輝きが切り裂く

2019年11月8日(金)


チームワースト記録となる8連敗。未体験の暗く長いトンネルから抜け出せずにいる岩手だが前節はC大23相手に先制し、わずかながらの光明も見出した。

その先制ゴールを挙げたのが今夏、名古屋から育成型期限付き移籍で加入した大垣勇樹だ。

「ゴールを奪えたのは素直に自信になります。でも、チームが負けてしまったので貢献できたとはまったく思っていないです」

プロ初ゴールを挙げた19歳は、興国高校からJ1名古屋に加入。断固たる決意と覚悟、そして大きな期待を背にプレーの場を岩手に求めたが、移籍後は途中出場がほとんど。目に見える結果も出せずにあがいたが、先発2試合目で結果を残した。
 
ゴールシーンはまさに岩手の狙い通りの形だった。左サイドの麦倉捺木に渡った瞬間、前線が一気にアクションを開始。ニアで一枚潰れ、そのすぐ後方から追走した大垣がダイレクトでネットを揺らした。

「捺木くんにボールが入ったら絶対にいいクロスがくるというのはわかっていたので。練習でもあの形はやっていて、中に入る意識は強く持っていました」

意識の共有、ポジション取りとスペースへの入り方、さらに大きな課題だったゴール前での質。岩手が継続的に強化しているものが詰め込まれたゴールは、実に9試合ぶりの先制点となった。

大垣について、菊池利三監督は「オフ・ザ・ボールの運動量、プレーの連続性、このあたりがだんだん出てきたことで決断しました」と先発起用の意図を説明。ファジーなポジショニングから中間スペースでボールを受け、そこからのドリブル、シュート、パスには非凡なものを感じさせる大垣は「ボールを持てば何かを起こせる」だけでなく、この得点シーンに象徴されるような力強さや勝負強さも垣間見せ始めている。

それでも自身は「個人的にもゴールは狙いますけど、状況が状況なのでチームとしてゴールする、ゴールを守るということが第一」と連敗脱出、勝点3への思いにブレはない。約2か月ぶりとなる本拠地いわスタで、這い上がるきっかけをつかめるかどうか。いよいよポテンシャルの片鱗をみせ始めた新星のプレーに刮目したい。

文:高橋拓磨<cross Line>(岩手担当)


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