【熊本 vs 福島】2019ホームラスト。悔いのないゲームを。

2019年11月30日(土)


残り2試合で2位との勝点差は6。1年でのJ2復帰を目指して初めてのJ3に臨んだ熊本にとって、現在の状況は非常に厳しいものであると言わざるを得ない。しかしながら、少なくとも今節が終わるまでは何も決まらない。たとえその確率はわずかであっても、可能性が残されているのであれば、天命を待つべく人事を尽くすーーつまり勝つことが、最大にして唯一のミッションだ。

勝たなくてはならない理由は、ほかにもある。
ひとつはホームの最終戦であること。今季ここまで、1試合あたりの平均観客数は5,584人。わずかながら昨年の5,269人を上回っているのは、クラブスタッフの働きがあったから。初めての降格が決まった昨シーズン終了後、運営面の課題や改善点について話を聞いた際には、様々なアイデアがあることに言及していた。目標としていた数には届いていないにしても、グルメ広場でのイベントやゲストによるミニライブ、あるいは相手クラブのマスコットや県内各自治体のゆるキャラを招くといった具体的な取り組みが、降格による観客減を食い止める一因になったのは確か。思い描いたような展開にはならない中でもスタジアムに足を運び、選手たちの背中を押したサポーターはもちろん、こうして支えた人たちの思いにも応えなくてはならない。

そしてもうひとつは、引退が発表されたDF片山奨典のホームでのラストゲームになるということだ。
「熊本で9年半、そしてプロとして14年、アグレッシブに、諦めない気持ちで続けてきたことに敬意を表したい。私が監督になってからの2年間、チームのためにプレーしてくれたし、プレーで引っ張ってくれる選手として、頼りにしていた。勝って彼の引退を飾ってあげたいという気持ちは、みんなが持っているでしょう」と、渋谷洋樹監督(写真)はいう。その思いは、選手も、サポーターも同じである。

昨シーズンは10月末の第39節、岡山とのゲームに引き分けて降格圏の21位以下が確定した。それでも、愛媛を迎えた最終節に3−0と勝ってシーズンを締めくくっている。対して今シーズンは、まだ望みのある状態で迎えるホーム最終戦。90分を戦い終えた末、それがどう変わっているかは藤枝と群馬の結果次第ではある。しかしそれはそれとして、全員の思いをひとつに、悔いのないゲームをし、勝つ。それが、道を開くための最低条件だ。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J3リーグ 第33節
12月1日(日)14:00KO えがおS
ロアッソ熊本 vs 福島ユナイテッドFC
えがお健康スタジアム(ロアッソ熊本)
みんなの総合評価 (4.1)
臨場感 (3.6)
アクセス (3.0)
イベント充実 (4.0)
グルメ (4.6)
アウェイお楽しみ (4.2)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

観戦アドバイス大募集!スタナビ「スタジアムグルメ」投稿キャンペーン!

移籍情報