【大分 vs C大阪】アップデートを続ける松本怜

2019年12月6日(金)


31歳になっても、今なお成長を続ける松本怜。持ち味のスピードに陰りは見られず、緩急を使うことで技に磨きがかかっている。鈴木義宜、高木駿と同様に昨季に続き全試合先発出場は目前、片野坂サッカーの具現者としてチームの根幹をなす大分トリニータの“神3”のひとりとして右サイドに君臨する。

ボールをしっかりとキープして、GKも加わった最終ラインのパス回しでリズムをつける。そして、サイドに展開して相手を揺さぶり、隙を作り出したら、そこを起点に一気に攻め込む。片野坂知宏監督がJ3時代から積み上げた形だ。このスタイルが構築する下地作りの頃から参加しているのが松本であり、「最初の段階から見ているので分かりやすかった」と話す。微調整を繰り替えし、変化する戦術とともに自らをマイナーチェンジしてアジャストする。「現状維持は退化と思っている。常に新しいことにアンテナを張り、良いと思ったことは実行する。それがプレーにつながれば最高」と変化を楽しんでいる。

今季はクロスのバリエーションが増え、精度が増した。パスをつないでいる間に深い位置に入り込んでクロスをあげる場面もあれば、パスを受けたタイミングで早いタイミングでクロスを放ることもあった。パスを受けるタイミング、体の向き、味方の動き、相手の立ち位置、判断材料が瞬時にインプットされ、最適解を導き出す。「カタさん(片野坂監督)のサッカーに出会って情報処理能力は速くなった。それでも求めているプレーに全然及ばないし、もっと僕が質の高いプレーができていたらチームの得点も増えていた」と釘をさすことも忘れなかったが、先の言葉は掛け値なしの本音だろう。

今季最終戦は「ホームだしサポーターのためにも勝って終わりたい」と飛躍したチームの集大成の場とするとともに、「もっと積極的に仕掛けて相手が(クロスかドリブルか)迷うようなプレーをしないと怖い存在になれない」と来季に向けてアップデートのイメージを試す場と考えている。今のパフォーマンスに満足することなく、来季も進化求め突き進む。

文:柚野真也(大分担当)


明治安田生命J1リーグ 第34節
12月7日(土)14:00KO 昭和電ド
大分トリニータ vs セレッソ大阪
昭和電工ドーム大分(大分トリニータ)
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