【町田 vs 千葉】同級生に助けられ、先輩に励まされ… 持ち味全開の小田逸稀

2020年8月8日(土)


今季のFC町田ゼルビアはここまで3勝4分2敗。9試合で9得点を挙げている。2得点で「チーム内得点王タイ」に並んでいるのが小田逸稀、髙江麗央の東福岡高・同級生コンビだ。

小田は鹿島アントラーズからの期限付き移籍で、新たに町田へ加わった。開幕から右サイドバック(SB)で起用され、第7節・栃木SC戦と第8節・松本山雅FC戦で連続ゴールを決めた。いずれもセットプレーから、ヘディングで得点を挙げている。彼は身長173センチとは思えぬほどヘディングの打点が高く、対空時間も長い。

22歳の九州男児は胸を張る。
「マークにつかれても負けない自信はありますし、そうなっても(深津)康太さんや水さん(水本裕貴)が生きてくる。そうしたら町田のセットプレーはもっと脅威になると思います」
実際に松本戦は、かなり警戒されている中で今季2点目を決めている。

小田は左SBの奥山政幸に比べると攻撃的なタイプで、攻め上がりの頻度も多い。MFを外から追い越すオーバーラップだけでなく、内側から飛び出すインナーラップも繰り出している。

攻撃の位置取りについて尋ねると、こう説明してくれた。
「どういうポジションを取ったら相手は嫌か、みんなと話しています。自分が活きなくても、味方の活きるポジショニングもあるので意識しています。インナーラップは監督からも『やってほしい』と言われている。僕を使ってもいいし、空いたスペースを味方が使ってくれてもいい」

SBがインサイドから飛び出すと、カウンター対応に穴が空きやすいデメリットもある。しかし小田の隣には頼もしい相棒がいる。彼は高校の同級生の名を出してこう述べる。

「(髙江)麗央は運動量が多いので、そこを埋めてくれています。あいつの癖、どういうプレーをやりたいかも分かっています」

小田は佐賀県、髙江は熊本県の出身だが、小学生時代からトレセン活動などを通して顔なじみだったのだという。このチームでは右SB、右ボランチと隣同士でプレーして、いい関係性を築いている。

この8月は当然ながら暑く、しかも1ヶ月で7試合の過密スケジュールだ。鹿島ではリザーブメンバーだった彼にとって、連戦は初めての経験だ。しかし彼は14歳上のチームメイトの背中に励まされている。
「康太さんがあれだけ頑張っているのを隣で見たら、自分も頑張らなければなと思います」

9日のジェフユナイテッド千葉戦に向けた抱負を尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「チームとしては無失点で抑えたい。個人的には空中戦も地上戦も、デュエルで絶対負けたくない。アシストがまだないので、アシストを狙いつつ得点も狙いつつ…」

欲張りな抱負だと思いつつ耳を傾けていたが、最後はこう締めた。
「でも、チームが勝てればそれいいです。あと暑さに負けないように、ハードワークをすることです」


文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第10節
8月9日(日)19:00KO Gスタ
FC町田ゼルビア vs ジェフユナイテッド千葉
町田GIONスタジアム(FC町田ゼルビア)
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