【仙台 vs C大阪】半年待ったC大阪戦。成長著しい山田寛人は、何度でもゴールに向かう

2020年8月11日(火)


それは2020年2月24日のこと。当時の山田寛人はC大阪から仙台に期限付き移籍してまだ2週間ほどしか経っていなかったが、早くも実現する移籍元のクラブとの対戦に向け、気持ちが高ぶっていた。彼はカップ戦についていえばC大阪との対戦に出場可能な契約を結んでおり、2日後に控えていたJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第2節・C大阪戦での活躍を誓っていたところだった。
「やりにくい部分も正直あるけれども、このC大阪戦に向けて準備をしてきました。そこですべて自分の力を出し切りたい。絶対に自分の点で勝てるように頑張ります。C大阪のサポーターにも仙台のサポーターにも、まだ自分のプレーをよく見せられていないので、それをピッチの中で表現できれば」。試合を前にした言葉には、力がこもっていた。

ところがこの試合日を迎える前に、世界を襲った疫病禍の影響でJリーグの公式戦は中断。プレーをすること自体から、山田もチームも長い間遠ざかることとなった。

あれからもう、半年が経とうとしている。山田は中断期間にもまだ住み慣れていない仙台の地でもコンディションを落とさないようトレーニングに努め、再開後の明治安田生命J1リーグ戦では4-3-3のウイングとして出場機会を重ねている。J1第3節・浦和戦では、嬉しいJ1初ゴールも記録。得意とする相手最終ライン背後に抜け出すランニングを発揮しながら、“仙台の山田”は成長を続けている。

そして、2月26日にできなかった、ルヴァンカップでのC大阪戦が、日程も新たに開催されることになった。当初予定されていた試合よりも、厳しい状況で。ルヴァンカップの大会方式変更や、第1節の結果を受け、仙台がグループステージをBグループ首位で突破するためには5点差以上の勝利が必要になってしまったのである。
相手のC大阪が堅守を誇ることは、ほかならぬ山田がよく知っている。見方を変えれば、FWとしては腕試しの機会でもある。「楽しみにしている気持ちはずっと変わりませんし、いろいろやりにくい部分はあると思いますが、仙台というチームのために結果を残せれば」と士気は高い。これまでのサッカー人生においては「あまり自分自身が大量得点をした記憶がない」とのことだが、「チームとしてたくさん点が取れればいい。ゴールに向かってしかければこぼれ球とかなんらかのかたちでゴールが入ると思うので、貪欲に狙っていければ」と、ピッチに立つ現チームの仲間たちとともにひとつでも多くのゴールに関わる構えだ。

半年待った、この一戦。半年分の成長を、山田はプレーで表現する。


文:板垣晴朗(仙台担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第3節
8月12日(水)19:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs セレッソ大阪
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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