【栃木 vs 愛媛】ハードワークの象徴、瀬川和樹が語る栃木の今。

2020年8月15日(土)


本当にタフな男だ。
前節岡山戦は相手が一人少なくなったこともあり、相手のゴール前はしっかりと固められてスペースがない状況だった。瀬川和樹は「僕のミスで全然いいボールが上がっていなかった」と感じながらも、何度も左サイドを駆け上がり、これでもかとクロスボールを上げ続けた。そして、最後の最後に合わせ切った。
「相手キーパーとDFラインの間へのボール。狙いどおりでした」
94分、ドンピシャのボールを柳育崇に合わせ、勝点3をもぎ取った。

90分間タイトな守備をこなすのは大前提。その中で機を見てタッチライン沿いを駆け上がり、質のあるクロスボールを供給する。瀬川の左足は今の栃木にとって欠かせない武器の一つだ。
今季は全11試合に出場。もはや替えの利かないタフなサイドバックは3連戦もなんのその。今は5連戦の真っただ中だが「逆に連戦のほうがひと息つく時間もないので身体はキレているという感覚なんです」と頼もしい。

出身はハードワークが伝統の国士舘大学。走りをメインにした夏場の3部練習も乗り越えてきた自負が今の血肉となっているという。
「今季の栃木も練習から相当走っていますが、大学時代のほうがもっときつかった。試合前日でもきつい練習をかまわずにやっていましたから」

「走り勝つ」ことを掲げる今季の栃木を象徴するような存在の瀬川は、2連勝で4戦負けなし、9位に浮上した栃木にあるものをこう表現する。
「ハードワークと言っても、自分のためではなく、みんながみんなのためにハードワークができている状態だと思います。だからまとまりがあるし、それが結果に繋がっている。逆転残留を掴み取った昨季の最後の10試合のチームにも、そういう気持ちがありました。あの成功体験は自信に繋がり、今季加入した新しい選手たちともうまく共有できています。みんなで声をかけ合い、ハードワークを厭わないという方向性をよりパワーアップできていると思います」

今節、ホームで対峙するのは愛媛FC。栃木にとっては近年久しく勝ちがない難敵と言えるが、瀬川は「僕自身はゴールやアシストをしてきた相手なので良い印象しかありません」といい、初の3連勝を見据える。
「僕らがしっかり守備をして攻撃に出ていってやり切る、というスタンスはどこが相手だろうと変わりません。相手にどんどん圧力をかけてゲームを支配する。そういう流れに持っていければと思います」


文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第12節
8月16日(日)18:00KO 栃木グ
栃木SC vs 愛媛FC
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
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