【金沢 vs 琉球】超過密日程で掴んだチャンス。作田裕次はどんなときも準備を怠らない

2020年9月1日(火)


記録上、昨シーズンの出場時間はわずか1分。スタメンはゼロ。作田裕次は完全にポジションを失っていた。今年も第5節まで出場機会はなし。それでも今年33歳を迎えるベテランは腐ることなく、試合に向けて準備を重ねていた。

その姿勢が連戦を迎えたころから実を結び始めている。今年最初の3連戦の3試合目で途中出場を果たすと、その後は3試合に先発し1試合に途中出場。5連戦が続いていく厳しい日程のなかで徐々に出場機会を増やしている。ただ、結果は本人にとってまったく満足できるものではない。「1勝を挙げたいとずっと思っている。内容はそんなに悪くない気はしているが、細かいところでのミスはある。そこをなくしていきたい」。先発した試合で未勝利という状況を変えることを強く望んでいる。

そんな作田が今節迎える相手は琉球。金沢が2014年にJ2昇格を決めた相手だ。当時試合に出ていた選手は作田を含めて、もうふたりになってしまった。昨年も琉球との対戦はあったが作田自身は出場していない。今節は作田にとってあの思い出の試合以来、6年ぶりに琉球との対戦となる可能性がありそうだ。

そして琉球には星稜高校、筑波大学という同じ道をたどった鈴木大誠という後輩がいる。同じ高校、同じ大学、そして同じポジションのふたりだが「実は会ったことがない」と作田。それでも常に「成長してくれればいいな」という思いで見守っていたという。「前節も少しミスはあったけど、これから伸びていくんじゃないかという気がしている」と、今年に入って琉球でコンスタントに出場機会を得ていたことも作田は知っていた。だが対戦するとなると話は別。「対戦相手としてはそのミスもつけるようにという思いはある」。

琉球との6年ぶりの対戦、そして9つ年下の後輩との初コンタクトはあるのか。外野は騒がしいかもしれないが、作田はいつもと変わらぬ準備を続ける。それは作田が山あり谷ありのサッカー人生で続けてきたこと。そして、それがあったからこそ再び出場機会を掴むことができたのだから。


文:村田亘(金沢担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
9月2日(水)19:00KO 石川西部
ツエーゲン金沢 vs FC琉球
石川県西部緑地公園陸上競技場(ツエーゲン金沢)
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