【愛媛 vs 町田】未曾有のシーズンで磨かれる丹羽詩温の新境地

2020年9月1日(火)


過酷な連戦が続く未曾有の今季。ここに来てチーム内で俄然存在感が高まっているのが丹羽詩温だ。

丹羽はシーズン序盤こそベンチスタートがメインだったが、直近5試合はスタメン出場中。攻撃陣に離脱者が増えている苦しい台所事情で、チーム屈指のスタミナを誇る丹羽の存在は重宝である以上の価値を見せはじめている。

「前半はお互いに堅いゲーム展開になる中、前から守備に行く展開ならしっかり追うし、そうでないなら相手ボランチ、CBに対して一人でプレッシャーをかけて牽制し続けなければいけない。いろんな展開がある中、チームとしてのタスクを忠実にこなすことが前半では求められる」

その豊富な運動量は前線から献身的な守備となってチームを支えているが、今季序盤は守備への貢献度は光るものの、肝心な場面でゴールが生まれないなどFWとしての“務め”に苦しんでいたようにも見えた。
ただ、それも過去のことへ変わろうとしている。今季最初の5連戦の初戦となった第10節・金沢戦で今季初ゴール。第14節・大宮戦でもゴールが生まれ、過酷な5連戦の中で結果を出した。しかも、それらのゴールはある意味“丹羽らしくない”ファインゴール。それまでの相手とのつばぜり合いから泥臭いゴールを決めるイメージからほど遠いプレーは、丹羽にとって大きな自信につながっているという。

「以前の自分はエリア内でのワンタッチゴールのイメージが強かったけど、今季はああいうゴールも見せられ、それは自分の自信にもなっている。これからはその両方の形でゴールを狙えればゴール数も増えていくと思う」

川井健太監督は丹羽に対し、期待を込めて「キツく言っているところもある」と求める要求をさらに高めるが、丹羽も「その要求を一つずつクリアしていくことで自分が成長過程であることも実感できている。課題は多いけどポジティブに捉えている」と指揮官のリクエストへ前向きに呼応。ひたむきに走り続ける26歳は新境地を切り拓き、これからも実直に高みを目指し続ける。


文:松本隆志(愛媛担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
9月2日(水)19:00KO ニンスタ
愛媛FC vs FC町田ゼルビア
ニンジニアスタジアム(愛媛FC)
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