【北九州 vs 甲府】“自分スイッチ”と“前面パワー”で ただいま変身中のFW鈴木国友

2020年9月4日(金)


「どちからかと言うと、体の力を抜いての柔軟なプレーが得意なんですよね」。

柔らかい口調と優しい声色が、その言葉の説得力を増す。一方で妙な違和感もある。それは186センチ、77キロという頑強な体躯とのバランスが理由だろうか。

前節の栃木戦、2点のビハインドを負って臨んだ後半半ば、北九州の小林伸二監督は5枚の交代カードを順次切って試合の流れを変えて引き分けに持ち込んだ。連勝は「9」で止まったが、敗戦濃厚の中、勝点1の獲得に貢献した5人の交代出場選手のうち、もっとも分かりやすい働きを見せたのがFW鈴木国友だった。町野修斗のゴールをお膳立てした後、自らで同点ゴールを奪った。

第3節・琉球戦以来となる今季2ゴール目を決めるまでの鈴木には変化があった。

「何かを大きく変えたわけではありませんが、『自分の中でスイッチを入れる』ことは練習からすごく意識しました。例えば、僕は前線でプレスのスイッチ役になりますが、そういう意味でのスイッチではなくて、自分自身の中でのメンタル的な意味でのスイッチのこと。スイッチが入ると、すんなりとゲームにも入れるし、自分の良さも出てきますからね」

ここ最近は途中出場が多かった鈴木は短い出場時間の中で良いパフォーマンスを発揮するための“自分スイッチ”の入れ方を探した。そしてもう一つの変化は冒頭の言葉の後に続けたものの中にあった。

「シンジさん(小林監督)から『体格の良さを生かした、体にグッと力を入れるようなプレーをもっと出した方が相手も嫌なんじゃないかな』と言われ、そういうプレーを意識して練習したんです」

栃木戦では出場から2分後、前向きな姿勢を前面に出したプレーでシュートにまで持ち込んだ。自分スイッチ、オ~ン!町野へのシュートを打ちやすいパスは相手選手を背中で力強く抑えてから出したもの。それから密集するゴール前にどっしりと構えることで奪った同点ゴールには、うまさではなく、力強さが表れていた。とはいえ、変身は完了ではなく、あくまで途中段階。最終形はいったいどんなふうに?楽しみで仕方がない。


文:島田徹(北九州担当)


明治安田生命J2リーグ 第17節
9月5日(土)19:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs ヴァンフォーレ甲府
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
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