【福島 vs 鹿児島】チームを良くするために。宇佐美宏和の「声」の力

2020年9月12日(土)


今季の福島は大卒1~2年目の選手が多い、非常に若いチームだ。そのため良い時と悪い時の波が激しかったり、良い内容で試合を進めていてもちょっとしたミスで失点し、勝点を落とす試合も多い。試合の中でトライアンドエラーを重ねながら少しずつ成長していく過程にあるのが、チームの現状だ。そんな福島の中で、練習から周りの選手を鼓舞したり、時にはチームを良くするために敢えて辛辣な言葉をかけたり、大きな声でチームを盛り上げようとしているのがベテランDF宇佐美宏和だ。

今季で33歳となった宇佐美は高い身体能力を生かした競り合いの強さや、スピードを生かした背後のスペースのカバーなどまだまだ健在で、若いチームの中にあって非常に頼れる存在だ。

そんな宇佐美だが、今季は例年以上に練習中から大きな声が出ている。「その時その時で出てくる課題を試合中に解決できるように、全員が声をかけていかないといけません。そこがまだまだ足りない」と若いチームの課題を指摘する。自分だけが声を出すのではなく、若い選手からの声も宇佐美は求めている。

また、若手選手の状況判断に対しても一段高いレベルを求めている。「練習中でもファウルかどうか微妙な時、プレーを止めてしまう選手が多く、そういう部分が試合に出てきています。ファウルであってもレフェリーの判断でそうでなくなることがあります。そんな時もボールを取られた選手がファーストディフェンダーにならないといけません」。若いチームが故のわずかな隙も宇佐美は見逃していない。「そういうことができてくれば技術のある選手も多いので、もっと良いチームになると思います」。伸びしろがある選手が多いからこそ、敢えて真正面からチームの課題を指摘し、チームを良くしていこうと懸命だ。

勝てない時期も長く続いた中、宇佐美は「どうやって崩すか、どうやって守り切るのか、みんなが意識しないと試合に勝てませんので、そういうところで自分が声をかけながらやっていきたい」と語る。若手の多いチームを少しでも良くしたい、その一心で練習から積極的に声を出す。いつしかそうした声が宇佐美以外からも聞こえるようになり、厳しく求め合うチームになることを宇佐美は心から望んでいる。


文:小林健志(福島担当)


明治安田生命J3リーグ 第15節
9月13日(日)15:00KO あいづ
福島ユナイテッドFC vs 鹿児島ユナイテッドFC
会津総合運動公園あいづ陸上競技場(福島ユナイテッドFC)
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臨場感 (3.0)
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