【栃木 vs 松本】栃木の攻撃的守備の象徴、佐藤祥。「90分間疲れ果てるまで」

2020年9月12日(土)


いかに走れるか、いかにセカンドボールが拾えるか、球際で圧力をかけ続けられるか。それが今季の栃木が戦うベースとなっているが、その中心にいるのが佐藤祥だ。

ここまで全試合にボランチとして出場。攻撃的な守備をベースに戦うチームの中で、インターセプトもセカンドボール奪取の回数もリーグ屈指の数字を残している。佐藤は言う。
「みんながボールを追ってくれるからこそ自分のところでボールを刈り取れるプレーが増えているのだと思うし、みんなのおかげです。自分たちのスタイルにとってセカンドボール奪取や球際の強さは一番大事な部分。開幕したときから『そこが一番大事だぞ』とみんなが共通意識を持ってやり続けているからこそ、チームとしてうまくいっているのだと思います」
過密日程となった今季だが、佐藤は5連戦だろうと中2日だろうと関係なく、ハードワークの質を落とすことなく闘い続けている。
「試合に出させてもらっていることがありがたいし、中3日だろうと中2日だろうと100%を出せる準備はしています。試合で自分の100%を出したときに監督が思う100%に達していないのであれば代えてもらっていいし、90分間疲れ果てるまでいこう、としか考えていないんです」

走り勝つことを標ぼうする栃木は現在10位につける。前節は3位徳島と対峙し、相手の対策や巧さの前に持ち味とするプレスの連動性も連続性も機能しない時間を強いられ、4試合ぶりに黒星を喫することになった。
「色々な要素があったと思いますが、ひとり一人が球際に何となく強くいけない状態があったし、プレッシング一つとっても、奪い切るためではなく、相手に剥がされないための守備をしているような感覚もありました」

その徳島戦を受けて11日の練習前には田坂和昭監督から選手たちに強い言葉が投げかけられた。「リアクションではなくアクションの守備をするんだ」という声がグラウンド上に響き渡った。佐藤は言う。
「自分たちから攻撃的な守備を仕掛け、何度もボールを奪い取ってどんどん攻撃回数を増やしていく。それが俺たちのスタイルなんだ、ということを再確認する時間になったと思います」

前節の敗戦からひと鞭が入った栃木。栃木らしい、高い強度を伴う攻撃的な守備の中心には佐藤がいる。今節、佐藤らしいボール奪取の連続が見られれば、チームは勝利を掴み獲っているだろう。


文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第19節
9月13日(日)18:00KO 栃木グ
栃木SC vs 松本山雅FC
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
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